笑えない劇 [堂本剛]
笑いがイッパイの劇 [堂本剛]
プラトニック
第7話「約束」
「約束」の約束がなんなのかまだ解らないので勝手にこちらで命名したタイトル
最終章「俺」笑う前編
佐伯パパの引きつった笑うしかない救いの無い大笑いは書いたけど7話は他にも沢山の笑いがありしました。
マーサ伯母さんに説教される佐伯パパのダンスシーン、二人が踊るのはこの曲です。
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1962年公開「太陽はひとりぼっち」アラン・ドロンと元祖クールビューティーのモニカ・ヴェッティ笑顔の似合わない女優さんです。
マーサ伯母さんが出世のために貧欲な佐伯パパに向ける嘲りの声なき笑い。
幸せな「俺」と「貴女」の眠れぬ夜のハーフスマイル。
ゲームに興じ「貴女」の反則技に無心の笑い。
予知能力青年の嬉しい未来予想に「それ夢なの」と無邪気に笑う沙莉ちゃん。
「ふふっ」を連発して飲みかけドリンクを交換し美和さんの部屋へ誘われちゃう和久君。
不倫DNAってあるのか望月家、涙を流し惨めとみっともなさを見せる和久くんの泣き笑い。
デュナーのラストに沙良さんのアップの笑いは人の話を聞く時の笑顔です。
口角を上げ、目に力があるが笑ってはいない。
「俺」の微笑には苦しさに耐えるハーフスマイルを感じた。
口角を上げ目尻を下げ・・・沙莉ちゃんがママのために訓練してきたあのVサインスマイル。
発病の日からくり返しくり返し襲う恐怖からやり過ごす唯一の方法はウソ笑い。
泣くと余計に悲しくなる。
怒ると更に苦しくなる。
ウソでも笑えば・・・楽になる?
「心から笑う」のをこのドラマでは見ていない気がする。
「太陽はひとりぼっち」愛の不毛を描く映画
本心から笑わないモニカ・ヴェッティは「不条理のミューズ」と呼ばれ
ミケランジェロ・アントニオー二監督作品の女神です。
寒々しい空虚感、物憂いで素っ気ない、心ここにあらずの演技は
美貌と演技の表現があってこそ不条理が観客に伝わり受け入れられ「物語」になる。
冒頭20分「男に一方的な別れ」を無言で伝え「別れたくない理由がわからない」の男の焦るシーンがある。
モニカの外見以上に演技力が作り笑いが「不条理」を体現してます。
哲学的自殺
盲信:不条理を超えた何か、触れられず実験的に存在が証明されていないものを信じること。
しかしそれをするには理性を失くす必要がある(すなわち盲信)、とキルケゴールは言っている。
カミュはこれを哲学的自殺として考えている。
不条理ドラマ「プラトニック」
沙良への盲信と医学に盲信する「俺」に見えるのは深読みし過ぎか・・・。
茶色の小瓶シリーズ
将来に不安をいだく臼井さんへあげたレシピ
ローズマリー:ハーブ系
精神疲労などで気持ちに乱れがあり、物事に意識を集中させることが難しいときに、効果を発揮します。やる気や自信を喪失した心を、明るく前向きな心にしてくれます。
カモミールローマン:ハーブ系
鎮静作用があり、中枢神経を鎮静する作用が強いです。
その為、外からの刺激をいったん遮断し、感覚を麻痺させる為、大きなショックや悲しみなどに有効です。
ベルガモット:柑橘系
鎮静作用と高揚作用の両方をあわせ持っていますので、情緒が不安定なときに役立つ精油です。
怒りやストレスなどの不の感情を和らげて、気持ちを落ち着かせてくれます。
不安や憂うつなどの落ち込んできるときに元気を与えてくれます。不眠にも効果的です。
世の中平和です。 [Ginger Yell]
「HEIAN FUNK平安神宮LIVE2013」のDVDならびにBlu-rayの発売告知がありました、ってファンのツブヤキで知る。
あの頃カレンダー [Goods]
ツブヤキで「2008年〜2009年カレンダーの曜日は今年と一緒」の情報がありました。
マーサ伯母さん伝言劇 [堂本剛]
沙良には
最後の晩餐劇 [堂本剛]
永遠の海辺劇 [堂本剛]
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4Uマート裏伝 [堂本剛]
プラトニック裏伝
スタッフのツブヤキに「コンビ二 4Uマート」は中山美穂さんの1995年テレビドラマ「For You(フォー・ユー)」からのネーミングです。と報告があった。
勝手なもんで剛さんファンとしては2010年開催した
「ENDLICHERI☆ENDLICHERI LIVE CHERI 4U」
モン・シェリーにひっかけたCHERI フォー・ユウの4Uだとばかり思ってた。
この温度差・・・仕方ないよね、偶然の一致なんてスタッフだって把握しきれない。
http://www.ax-on.co.jp/direct_report/2014/05/26_001831.html
制作スタッフ渾身のロケ現場の店舗です。
本モノそっくりで御近所さんの住人が買い物に来店した、というエピソードも紹介されました。
店舗のイメージカラーはオレンジ、たばこ、お酒も充実して扱えるのは元は酒屋さんからの参入したフランチャイズだからでしょう。
酒屋さんの業態転換は後継者問題の解決策。
ビール、一升瓶の配達・・・次世代が嫌うキツイキケンなお仕事ですから。
跡を継がないシャッター商店が多いけど、油井家には子供がいないようです。
マーサ伯母さんのダンナが亡くなり廃業にしなかったのはダンナの生涯をかけて守った店の存続と姪の出産後ピンチの援助を買ってでたマーサ伯母さんの心意気だと思う。
そのオールド小悪魔マーサ伯母さんが7月6日に登場です。
人生も残り少ない領域のマーサ伯母さんが残そうとしている「想い」が見られるでしょう。
1995年中山さん初のシングルマザー役ドラマ「For You」フジテレビ
胸に抱かれた赤ちゃん、今年19最です。
クラクラ目眩するくらい美しい親子です。
美穂さんはミューズだね、この親子二人のその後物語を「脚本(ホン)」に書きたくなる気持ち、
「作品で蘇らせたくなる」気持ちが解ります。
2002年の愛すべき3人の若者のその後の人生、物語を描いて欲しいんだなぁ。
民放では堂本剛主演のドラマを掘り下げ丹念に描く余力が無いのです。
「ふぞろいの林檎たち」をパート4まで14年かけて制作したTBSテレビにもキビシイだろうね。
大場琴美、麻生恵子そして山崎終も現在35歳、様々な人生模様が描けます。
設定はそのままで3人の成長と挫折、変化を追うってできないものなのかな?
ファンタジー抜きのリアルリアルでね。
やっぱり、BSプレミアム枠ということなのです。
サウンドトラック劇 [堂本剛]
こんな感じがアレンジされてる↓アルバム「クリスマスキャロル」より「天使のささやき。
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沙良さんのテーマにはやはりミステリーの味付けがするのです。
ノコギリをくねらせるようなヒュ〜〜って「サイコ」あれです。
常に緊張で硬直したイッパイイッパイな感じかな
これも何処かで・・・そうだ天魔さんでもユーレイのシーンでありました。
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楽曲ごとのタイトルが・・・本編より明快なネーミングでヒネリが無い分シーンを思い出す手がかりになります。
30シーン圧倒的に沙良と沙莉の世界だもんね、
このシーン別BGMを本編から探し出すゲームも楽しそうなサウンドトラック盤です。
1.プロローグ
2. 青年、その不思議な優しさ
3. 沙莉 ~病室の中の無垢~
4. 心の奥にある謎
5. 忍び寄る死、あるいは死
6. 沙莉 ~天使の誘惑~
7. 沙良 ~母親という檻~
8. 沙良 ~解き放たれる感情~
9. 彷徨の彼方
10. 迷路
11. 予兆
12. 沙莉の夢
13. 青年の世界
14. 心の奥にある謎 II
15. 忍び寄る死、あるいは死 II
16. 沙莉 ~天使の誘惑~ II
17. 愛と安らぎ II
18. 沙良の心
19. 沙良 ~解き放たれる感情~ III
20. 事件
21. 見えないはずの未来
22. 急展開する現実
23. 迷路 II
24. 男たち
25. 沙良 ~解き放たれる感情~ II
26. 日常
27. 沙良の日々
28. 愛と安らぎ
29. 時がもたらす不安
30. エピローグ
ドラマは最終回誰にも予想もつかない
と予告で言い切った。
沙莉成長劇 [堂本剛]
プラトニック
第6話「二人だけの世界」演出:吉野洋
ファンタジー視点に流れてしまうのでリアルに戻す。
医学的、科学的、哲学的根拠から合理性重視だと担当医倉田医師目線。
「君は宗教ではなく「哲学」に救いをもとめているのかと思ってた」と分析して「プラトニックで救われようとしている」とズバリに答える先生です。
ソウルメイトというプラトニック
魂のパートナーと出逢うには色々な条件があるようですが第6感もその条件の一つなので沙良&青年はソレなんでしょう。
倉田医師が凄いんだと思ったのは
女優根性見せてた沙莉ちゃんのバスタイムシーン第1話にさかのぼります。
胸中央を走る縫合の手術跡です。
8年前彼女が6歳の時にはすでに倉田医師の執刀で手術を受けている計算です。
6歳児の心臓の大きさはその時の体で握り拳大で名医をボストンから呼び寄せざるおえない困難な手術です。
バスタイムシーンはその後もありますが沙良沙莉親子の仲直りの場のようでもありその後の佐伯パパの心情を語る上でも重要な布石にもなっていた。
小さな胸にメスを入れることに耐えられない、と娘に残る傷跡で佐伯パパはもうその時点で娘の命を観念したことを「青年」にだけ告白してます。
見かけの言動よりは精神的に奥病で弱いのが解り、沙良さんとしては共に闘う同志には思えない弱さです。
患者の身内の心理状態も冷静に分析するのも美しきマドンナとなると一層力が入るんだろうね。
行動が両極端、自分を持たない、いつも不安げで心ここに有らずの沙良さんです。
たぶん人格障害が沙良さんに下した倉田医師の見解でしょう。
沙良さんも先生の言う事、指摘にはすぐ行動に移す。
少なくとも自分にはそう見えます。
0か100の行動判断は可憐と残酷の凄みです。
「娘さん成長し臓器移植ができます」倉田医師以外の医師でも執刀は可能
「心臓移植でしか生きられない」ドナーが必要
「臓器提供は順番です」違法行為でもやり遂げる
「偽装結婚は犯罪です」法の順守
「救世主が交代しただけだ」青年の確保
「彼に恋をしてるんです」青年を愛してる
本人より先回りし言葉で答えてくれる名医倉田医師です。
絶対的な指示として沙良さんは捉えその都度コトが起す。
絶対的な現実として「青年」は受認し役割としてコトをすすめてく。
すでに共犯者と成り下がってることを棚にあげ淡々と沙良の原罪を告げ
「手術に失敗しなくなった」神の手を手に入れたと「青年」には正当化し告げる
沙良さんも「青年」も包み隠さず名医倉田医師には真っ先に「心の闇」を打ちあけます。
穏やかに「現状」を説く、マインドコントロールってこうして落ちていくんかなと思えるのです。
ただ柔軟性のある若い患者さんのくったくのない囚われない精神には効き目がないようです。
両親の深い愛情の中で生まれ人生に闇を持たない者の強みです。
若い沙莉ちゃんの飛躍的な心の成長と健全な思考回路、母性な包容力がドラマの瑞々しさを保っている
オトナたちがガンジガラメにバタツイている中で生命力の強さを見せます。
14年間生命の危機に直面している彼女を救おうとする周囲の人々を救うという「皮肉」すら感じます。
「俺」の章がはじまる・・・