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最後の晩餐劇 [堂本剛]

プラトニック
第7話「約束」
俺の章・前編
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遂に本日を含む残り2話、どう収集つけるか野島伸司脚本と現場制作スタッフ。
巷じゃ阿鼻叫喚の延命嘆願やら新登場人物の熱望やら、超能力の乱発やら大変な結末予想です。
自分の見解は1話当初から「マインドコントロール劇」
なんかどこかで誰かに操作され見張られている気がしてならないのです。
これも計算ずくのマインドコントロール演出なんかもしれない。
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佐伯パパから「俺」くんの病気好転を告げられててからの沙良さん、
挙動不審がハンパじゃない。

何故言ってくれない
何故嘘をついていく
何故内なる声がない

そうです、一心同体、以心伝心の声が聞こえて同じ夢の中で眠る二人なのに「青年」は消えてしまった。
倉田医師からも奇跡の好転と言われた。
彼の脳外科の主治医とオペの日程まで決めてるし佐伯パパは「もう帰らない」って怒鳴るし、居なくなっちゃうじゃない「彼」がぁー。
四六時中知らなきゃならない行動が掴めない。
分離不安が再発し見ているこちらまで「俺」くん蒸発したと思い込ませたんだもん、沙良さんの行動は尋常ではなかった。

ってことは沙良さんは心臓提供者「青年」にはプラトニックだけど
心臓を提供できない年下な「俺」には魂が繋がらない。
すでに体が繋がった「俺」を愛したのだから「私」「僕」な青年にはもどって欲しく無いのか、大混乱です。
どうして「おめでとう」が言えないんか何かが欠落していると思える動揺で、
14歳、娘の沙莉ちゃんでさえ当然できた優しいさが出来ない。
人間初動の行動で本質が見えるというものです。
母親の「檻」から出たのはいいけど赤ん坊からやり直さないといけない望月姉と弟のように思える7話です。

佐伯パパの切羽の乾いた大笑い。
万策尽きて追い込まれると、人間笑うんだよね。
泣くんでも怒るんでもない、頭が真っ白になるとひきつり笑うんだ。
窮地の淵で自分の無力を自嘲するのだよ。
危機管理能力はずば抜けているサバイバルパパです。
娘の命を本気で考えればやれることはまだ有る、建設的な行動を始動させます。
それが佐伯パパ流「出世にしか頭が回らない」ハズが・・・仕事のできる人は時間の使い方と金の使い道を知っているのです。

沙良さんは自分から発想ではなく目の前の刹那に行動している、これってマーサ伯母さんの指摘通りで雅子さんに似ているのです。
「視野が狭い」のは望月家のDNAなのかもです。
倉田医師の「ツンツン」な示唆と佐伯パパの「ガミガミ」な叱責「俺」「ツーツー」な携帯不通であっけなく母親の檻に戻って行った。

沙良に安らぎと癒しを感じられないんだよ。
呪縛とすがりつき、闇のような深い底なし沼のような囚われの愛に見える
最後の晩餐です。

溜撮り映像の小手先編集で理解を求める謎解き満載では洒落にならないよ最終章。
台詞で説明つけなきゃならないんなら7話までの伏線、布石はただの捨て映像です。
少なくとも過去作品のオマージューだけは・・・見たく無い。
10分拡大バージョンの最終章 後編「オネスティー」どうするんだ野島脚本。
未だかつてない視聴者VSドラマ制作班のイマジネーション対決が待っている。

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心臓の鼓動でした。じゃないよね最終回。
それにしても
延命告白レストランでコックがスライスしてた赤い物体は何だろう・・・。
おしえてよ、ぴあのまん。

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