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カタチなき残香劇 [堂本剛]

プラトニック
第8話「オネスティ」
本当のラストショット
20130713.png
君がくれた緑の小瓶・・・
プラトニックの呪縛から今朝覚めた。
冷静になり、野島グループ療法が消えた。
第1回目からの理不尽な想いが最終回で炎上した。
野島脚本に傾向と対策を立て、過去の作品、医学、哲学、宗教、ストーリーに影響を与えてる映画、音楽、社会問題を調べあげて「台詞の魔術」に挑んだ全8話でした。
迷走する自分を取り戻すきっかけはふたつ

「何も変わらない」byマーサ伯母さん
「佐伯が一番まとも」by掲示板

機能不全な家庭が本来あるべきカタチ(家族の在り方)に戻っただけの物語でした。
ただし、
時折こっそり思い出す可愛かった「ボクちゃん」を胸に隠し生きる母親
最強のライバルに教えられ「愛してる」を最愛の妻に言える亭主になった父親
その他の救われるべき登場人物達は自分の力で人生を切り開きていくでしょうしね。
で、第1回目に何を一番に思ったのか、このドラマは・・・

中山美穂を女神と崇拝する集団の賛美と記録の長編映像作品なのです。

スタイリッシュな映像美、上品で優しく貞淑妻、闇の魔性も併せ持ち、様々な不条理に苦しみ悩むミポリン。
そこへファンタジーに恋の相手に「堂本剛」をはめ込む。
反響は思わぬ方向へ噴出した。
番組掲示板のほとんどが「堂本剛の演技」を讃えるコメントと「剛君の命乞」これ以上の過酷を「剛君」に背負わせないで欲しいの嘆願だった。
怖い年上女性に騙されていく「剛くん」にしか映らなかったと思うしかない。

理由は沙良さんシャベリ過ぎなのです。
ナレーションのツブヤキは自己弁護っかてくらい、同じフレーズがくり返されウルサイくらい流れる。
難しく長い台詞を難しくそのままシャベルからわかんないわ。
眉間にシワを寄せてシャベルから怖いし。
それが演出のもくろみだとしたら大成功なくらいキャンキャン五月蝿い。
くり返し聞かされて刷リ込まれて嫌悪するまでに至8話です。
カミソリを手にメンヘラにまで、それに利用される惚れた弱みの元旦那さん。
見ている自分がファンタジーから覚めてしまった。
最後の最後に沙良に向けて放つ倉田医師の氷の視線は自分も同じでギョッとした。
野島マジックは相変わらず後味の悪いドラマでした。
これも制作側の当初のプラン通りなのだとしたら、見る側の自分は予想通りに堕ちたのでした。

歳を重ねたマーサ伯母さんの男性目線な台詞です。

「女は忘れるけど、都合のいい時だけ思い出す」
うんにゃ、剛さんと佐伯パパの台詞の応酬、沙莉ちゃんとの駆け引きのないシーン、テツさんとのどん底で触れ合う魂の言葉、マーサ伯母さんの人生の辛苦を体験した生きた言葉それらを都合良く思い出すドラマになりそうだにゃん。
サイコメトラー省吾君が沙莉ちゃんに聞かせてるリコーダーってこれかな?
FF9「いつか帰るところ」だとしたら音楽の選曲もいいです。
沙莉ちゃんが望月家の血筋を見せたシーンでもあります。

このシーンのフリップは要らないね。
ボクのハート2014-07-14 21.29.27).png
ネットは恐い。

追記:バイト君のリコーダーはツェペリンの「天国への階段」らしい・・・
You Tubeで見つけた篠笛二本編山口巌さんの作品。
不完全燃焼が解決しました。

ネットは素晴らしい。

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