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第3のキャラ登場劇 [堂本剛]

プラトニック
第3回「娘の初恋」
第三のキャラクター登場
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通常テレビはザッピングで何を見るかの目的なしに電源を入れる。
ただしに日曜日はゴールデンベルトで「軍師官兵衛」「プラトニック」「新・堂本兄弟」とリアルタイム&録画で視聴する。
「軍師完兵衛」(大河ドラマ)はこの国の歴史のお勉強で時系列で歴史的事件と関わる歴史上の人物が解る。
今年の「軍師官兵衛」は主従関係に興味がある。
黒田二十四騎のうちの中心の3人はそれぞれ理系、文系、体育会系の三人です。
冷静沈着理攻め知略の井上久郎右衛門、外交面、交渉事の話法に機転の効き情もある栗山善助、勇猛果敢な武道と力持ちの母里太兵衛と三者三様の役者の個性が楽しい。
その三者三様を一人の青年の役で見たのがプラトニックの第3回「娘の初恋」でした。
それまでの「青年」はいつも落ち着き払い、大局を捉えた分析で発言するクールな役回りと、繊細な人間観察力と洞察力を持ち「アロマレシピ」を調合し、話を聞いてくれる包容の役の二者でした。

そこにいよいよ「体育会系な青年」が登場。
あのバッ、とコンビ二のユニフォームを脱ぎ和久に投げつけるシーンに全国の剛さんファンは

「待ってました!青年」

のかけ声をかけたに違いない。
その後の展開は万引き未遂面倒くさい常連客に頼まれたまんまの台詞、ってのが可笑しい。
手には壊れた車のバックミラー。
ここは普通「ビール瓶」しかも底を叩き割った凶器仕立てが握られていそうなものです・・・キラリと光る壊れたバックミラー。
このミラーの光の反射が勘違い男を退散させる。鏡に映る「今の己を見よ」という暗示かな。
痴漢やストーカーを実力行使で撃退してくれる一般市民なんてそうはいないし、それが出来るのは職業上の訓練、武術鍛錬で鍛え上げられた精神が無いと恐ろしくて・・・できないよね。

頭が良くて
心優しくて
頼もしくて
の3拍子が揃ってしまった。

大体が理論家は口下手で、人情家は力が無くて、力持ちは考えがないっての定例じゃないですか、
ヒェ〜〜〜青年がヒーローになった。
野島伸司さんが「ぼくの好きなキャラクター3人に入る」を着実に展開中のようで、「青年」は男はこうありたいを実写してます。
そして、複雑な顔、面、動きを見事に使い分け画面に納まっている「堂本剛」の役者根性。
「キュンキュン仕掛け」「こういうのは如何ですが、何か?」「俊敏で度胸もあります」などなど多面性でどんだけキャラクターが出てくるのだろうか。
第1回では沙良の元夫に首もとに包丁を突きつけられて微動だにしなかった「青年」も不気味でしたが、
こうも「青年」の多様な姿を見せられるとどれが実像なのかも見えなくなってくるのもミステリーです。

野島さん完成した最終回脚本の着地点は素人の視聴者なんぞには到底ワカランのです。
もう、どこへ向かおうと信じるしかないのです。




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