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多重人格劇 [堂本剛]

プラトニック
第3回「娘の初恋」
電DSCN1122.jpg
電:水谷靖氏作
死ぬまでにしたい10のこと
カナダ・スペイン合作映画2013.10公開
原作:ナンシー・キンケイド
脚本・監督:イザベル・コイシェ
主人公:幼い二児の母親アン(23歳)余命2ヶ月を宣告され実行に移す10のこと。
「死ぬまでにしたい10のこと」この映画を見たらしい青年が沙良さんと話題にした。
余命告知をされた映画の主人公が深夜のカフェで書いた、たわいもないコトも含むメモです。
・Tell my daughters I love them several times a day.
 娘たちに毎日「愛してる」と言う。
・Find Don a new wife who the girls like.
   娘たちの気に入る新しいママを見つける。
・Record birthday messages for the girls for every year until they're 18.
 娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージを録音する。
・Go to Whalebay Beach together and have a big picnic.
 家族でビーチに行く。
・Smoke and drink as much as I want.
 好きなだけお酒とタバコを楽しむ。
・Say what I'm thinking.
 思っていることを話す。
・Make love with other men to see what it is like. 
 夫以外の人とつきあってみる。 
・Make someone fall in love with me.
 誰かが私と恋に落ちるよう誘惑する。
・Go and see Dad in jail.
 刑務所いるパパに会い行く。
・Get some false nails( and do something with my hair).
 爪とヘアスタイルを変える。

モチロン青年は「したいことメモ」を書いてはいないが・・・「たわいもないこと」を思ってはいた。

病院のエレベーターに乗り込む二人と密室の会話。

「お陰さまでありえないコトが現実に叶いました」
「それは・・・」
「諦めていたことが何でもまだ可能なのかもしれない・・・
 そう思うとちょっとハシャギたくなってしまって、
 スミマセン」
「一緒にいて恥ずかしかったですか?」
「ううん、そんなこと無い、けど・・」
「ケド?」
「私たちは普通のケッコンとは・・・」
「いいんですそれでも。これが本当の仮面夫婦?」
「そうね」
エレベーターが開く。
ゼツミョウに流れる「ストレンジャー」の歌詞。
上手い・・・ね、この演出。
41歳の沙良さんのしたいことが鮮明になってきてる第3回目です。
過剰な行動と言うべきは「命」がつきまとうだけに狂気と納得が背中合わせです。

「あなたの為を思うから・・・」この言い訳が締め上げる。

沙良が娘の為にした10のことを書き出してメモしたら・・・
それはそれで空恐ろしいメモになりそうです。

auc01-2.jpg
青年が書くとすればどんなメモになるんだろう。
眠っていて覚えていない空白の人格は・・・。

The Stranger
Billy Joel 
和訳

僕たちはみんな 
ずっと隠しておきたい そんな顔を持っている

それを外に出そうとするのは 
誰もまわりにいない時

サテンのようなことも 
鉄のようなことも
絹のようなことも 
革のようなことも 
あるかもしれない
それが 自分の知らない姿
自分の知らない姿に なってみたくなる

僕たちはみんな 恋に落ちる

それが危険だということは 考えないで

それは共通の秘密を持つことでもあるけれど

決して口に出さない秘密もある

なぜ君はそんなに驚いたんだろう 
自分の見知らぬ姿を知らないことに

いままでに 愛する人にそんな姿を 
見せてきただろうに

やり直すことを 恐れてはいけないわ

みんな 暖かいところに向かおうとする 
よくあることね

あなたはもう 既にそうしてしまった

みんなだってそうするでしょうね

もうわかっていても いいはずなんじゃない

自分でそうすることを 選んだはずじゃないの



かつて 信じていたこともあったよ 
自分は愛情深いのだと

家に帰ったら 
僕は理解できない君に出会ってしまった

理由を聞こうとしても 
君は答えようともしない

そのときだったよ 
自分の見知らぬ姿を痛感したのは



僕たちはみんな 恋に落ちる

それが危険だということは 考えないで

それは共通の秘密を持つことでもあるけれど

決して口に出さない秘密もある

なぜ君はそんなに驚いたんだろう 
自分の見知らぬ姿を知らないことに

いままでに 愛する人にそんな姿を 
見せてきただろうに

やり直すことを 恐れてはいけないわ

みんな 暖かいところに向かおうとする 
よくあることね

あなたはもう 既にそうしてしまった

みんなだってそうするでしょうね

もうわかっていても いいはずなんじゃない

自分でそうすることを 選んだはずじゃないの



君は理解できないんだろうね 
なぜ自分の知らない姿が
出てきてしまうのか

でもそれは いつだって
悪魔の姿ではないし いつも悪いわけではない

善意に満ちあふれている 君がそんなつもりでも

怒りの火はおさまりはしない

自分の欲望に負けて 
自分の知らない姿が 出てきてしまうんだ 

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