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大和暦 [shamanippon]

shamanipponの過去に学ぶ考える

立秋 寒蜩鳴く(ひぐらしなく)

中国伝来の二十四節気には多少のズレがあり、この国とは少し合わないのです。
だから先取り情報とした上で農耕や行事を行ってきた日本人のファジーな知恵がある。

800年続いた中国唐渡来の宣明暦、ズレを正し大和暦に変えた人がいた。
日本各地を観測し、空を見上げ膨大な計算と挫折のくり返し大和暦を完成させた数学者、
安井算哲(渋川春海)その人生を小説にして2010年にベストセラーとなり映画化が決まる。
今秋9月15日公開の「天地明察」主演はV6の岡田准一です。
800年間以上.疑わず使い続けてた中国渡来の宣明暦のズレを指摘し和暦を作ろうと奮闘するのが
計算オタクという設定らしい。
地球が球体であることを知っていた人物でもある。
中国と日本の経度の違いが天体観測を通して「あるべき時に現われない現象」を模索していく。
算術の計算がメシより好きで夜空の観測を飽きずに続けられる集中力。
マツリゴトの責任者に「暦を正せ」の命令に失敗をくり返し悪戦苦闘する。

どの時代にも「正しいと一生懸命に信じた姿は回りを動かす」を見せてくれる。

中国歴に拘る朝廷も彼を理解し、後押しする幕府も動き、和暦は完成し
日本中で日本初の大和暦は使われます。

天体図.jpg
2012年はまれに見る天体の珍しい現象を見せてくれる年です。
5月5日のスーパームーン、5月21日は皆既月食
そして8月14日未明の金星食
月が前を通ると金星が隠れその月の移動後金星が顔をだす。
23年前の1989年にも同じ条件で見られたとのことです。
日本の経度から計算しないと正確な気象現象は得られない。
彼の計算で皆既月食も皆既日食も当時の民衆が知っていたとなると驚きです。
日本にもガリレオさんがいたんですね。
月食図のコピー.png
現代では明治に入って採用の西洋の太陽暦のグレゴリオ暦に何も疑問も持たない。
平成の元号と同時に使うニッポン人です。
考えてみたら一週間の設定は西欧の宗教上の理由。
日曜日はミサで教会へ行くための安息日です。
イスラム圏だと金曜日になる。
日本の行事は二十四節気で動いていて更に日本の風土に合わせ七十二候で生活している国です。
歳時記は日本の心と自然が融合するすばらしい記録です。
自然と折り合いをつけて事細かに綴られた自然現象の風物詩です。
天文、算術、囲碁の他に二十四節気を七十二に細分化し候を表す文章も考案に関わった、
となると江戸時代の宮沢賢治だ。
  
今回の金星食も今後見られるのが63年後となると「見ておきたい」と思うのは人情。

アイドルが映画に出ることで岡田君ファンは大和暦を知る
映画が扉を開けてくれて得た新しい知識は心の種としてしまわれる
 
アイドルが音楽に真剣になることで剛さんファンは大和心を知る
音楽が扉を開けてくれて過去と未来をつなぐ「現在」を考える
 
アイドルなのにって前置きは、もういらないよなァ。
 
 
14日未明天空で見られる。 
天地明察.jpg
http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html
松竹天地明察公式ホームページより

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