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ANNG拓郎音楽論 [RADIO]

オールナイトニッポンゴールド
5月20日放送その3

 


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吉田拓郎音楽論を打つ

幸:さてと、ツヨシと言えば今月(剛:はい)カバーアルバム、
  カバが出ました。
剛:出させて頂きました。
幸:はい。まぁこの番組でも人生を語らず何べんもかけました。
剛:そうなんです。
拓:いいね。
剛:ありがとうございます。緊張しました。
拓:音楽をね、吉田拓郎がたまには音楽論をぶってみようか、
剛:お願いします。(声がうわずる)


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拓:あんね、音楽ってねオレは好き嫌いと思うわけ、嫌いなものもある好きに
  なれない。
  いくら桑田圭佑でもいくらなんでもいくら山下達郎でも嫌いなものは
  嫌いだで、好きだっていくらさだまさしでも好きなんだ、ね。
      南こうせつでもオレは嫌いでも好きなヤツはいるんだ。
    (へへへの照れ笑)
  (剛:はい)
      だから音楽は好き嫌い、例えばそういうのでいうと印度の音楽っていうのは
     ♪イヨゥウ〜〜アニュニャシィ〜〜ってシタールが鳴ってコレを好きな人は
  インド人は多いわけだ。
      インドの人印度人たちは♪ウニャァ〜〜が耳に慣れているわけだ。
    ところが日本人はシタールの音にあまり慣れていないから
  (幸:ちょっと違和感がある)ずーっと聞いているとちょっと辛いんだ。
  1日中♪ニャウニャウ〜〜ってやられたらちょっと、もう不快な気分になる。
  音楽って好き嫌いがどうしてもある。あと、好き嫌いともう一個、
  感性っていうヤツがあって
嫌いな中にも自分の好きなものを
  探す努力とか作業がある。
  嫌いな中に好きなものを探すことも出来るし好きなものの中に嫌いなものを
  探すこともできるワケ。

  そうなると感性なんだけども今回のツヨシのアルバムで凄い感じたのは
  堂本剛は、
オレメールにも書いたけどイイ音楽のブレーンを
  持ってるのだ君は。
  いいブレーンを持っていて君は幸せですよ。
  いいブレーンていいアルバムを作ったり音楽活動をやるのに大事な
  ことなんでブレーンを持っているのはいいよね。
  あと、人生を語らずを選曲したのは僕凄い無茶だと思ってたの
  最初はツヨシには。

幸:拓郎さんの中でも
拓:中でも出来たら「馬」とかにして欲しかった。
幸:モノマネ♪流してく、馬が走ってく、でっかい鼻の穴オッピロゲ馬
  が走ってく
剛:そんなぁ〜〜 

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拓:この人生を語らず、この人生を語らずは70年代にオレが歌っているんだけど
      70年代に僕がもの凄く血気盛んで血のケが多くてエネルギシュで誰にも
  音楽では負けやしない。
      もの凄く自信に満ち溢れ肩で風切って歩いてるという頃に吹き込んだ歌なの。
      どうしてもアレに勝てるのがあるわけないと思ってるわけ。
      それは今でも思っている。
      他の人がアレをカバーしても絶対アレを超えられないと思っている。
      だけどそれを見事にツヨシが変えたのは、あの原曲を一回ないことにして
    あの70年代の吉田拓郎の人生を語らずは
アレはアレとして違う
      解釈を加えてる。
      堂本剛が。ある意味アレンジなんだけどその解釈の仕方が70年代で
  オレが肩で風切ってた解釈をあれま
イイッスから吉田さん、
幸:まわしてます
拓:あれはアレでいいっすからこんなのもあるんですよ、知らないでしょう?
  を見してくれた。
  俺は参ったね。正直言って。
剛:ウエ〜〜イ(大喜び)

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拓:イヤーやったなぁー。この解釈だよ。
      だからね僕のファンがいる訳、僕に吉田拓郎のファンがいてコアなファンが
  イッパイいるんですよ。 
  彼らはあの70年代の吉田拓郎の「どうしてこんなに」(曲名取り違える)
  「人生を語らず」を超えられる訳ねえだろうと思ってるそれは
  あそこの解釈しか解釈の仕方が無い。
  今俺が言った70年代の元気な吉田拓郎のあの解釈だけ,
      ひとつの解釈しかない持ってない。
      解釈をもっと深くすると解釈をもっと広げると音楽は広がって、
  あ、こういいう解釈があるっなってのを堂本剛が証明した。
幸:素晴らしい。

剛:ウェーイ凄い!!
拓:これはね、「この人生を語らず」の出来は凄いと思う。
幸:中々吉田拓郎がここまで言う事は無いですからね。
剛:メチャ嬉しい。。。
幸:拓郎さんのカバーで拓郎さんが認めた曲あまり無いですよね。
拓:無い!
幸:無いすよね。
拓:俺がやったようにやろうとするから(幸:どうしても)どうしても。
幸:原曲通り。
剛:「人生語らず」は本当に拓郎さんのテイク、
      何度聞いてもおっしゃる通り無理なんです。
幸:超えられないよね。

剛:で、人間って超えられないと思った時にそれを超えようとする方法と
  超えなくてもいいという二通りがあると思うんです。
     で僕後者の方を選ばざるえなくてでそれを拓郎さんのあの当時作らはった
  想いとか今その曲を大切にしてはる思いをそこに対して敬意を表する為に
  敬意を感じながら歌うためには何がいいだろうと思って、
   やっぱ人生という言葉が入っているので自分という人生をサウンドに
     換えてみたらどうなるかと思ってでも拓郎さんの言葉からアレンジを貰った
   ところがあるんですよ。
     自分モータウンサウンドがすごく好きなのでモータウンサウンドにして
     拓郎さんのアコースティクギター教えて頂いたアコースティックギターって
     ものがあって「今自分音楽やっているなぁ」という感謝もこの「人生を語らず」を
     通しても体感しながら 吹き込もうと思った。
     だからアコスティーックギター弾きながらユル〜〜く弾いて下の1,2弦とか
     余り弾かず上の弦だけ弾きながらちょっとつま弾きながら歌ったんですよ。
幸:いや〜(小さなため息)
剛:本当にあの、緊張するんですね。
幸:これ順番的には最初にギターで歌って入れたの?
剛:ハイそうです、そうです。
幸:オケ録ってでなくて
剛:オケも録りましたけどもオケ録りつつも、セイので結構皆でしてたんですよ。
幸:あそう。
剛:皆もやっぱりLOVE LOVEあいしてるを見てた人ばかりですからこんな日が
     来るんだなぁ〜とかそういう空気感だったりとかムード感ホントにこういいう
     音楽というものに突き飛ばして下さった方ですしね。
  坂崎さんもそうですし、あの番組もそうですけど
  「お前音楽やれ!」って終始突き飛ばされるイメージがあったんですよ。
  自分の方から飛び込むというより、背中、パ〜ンって叩かれて取りあえず
    「ヤレ」って 言われてやった。
  それが実際体の一部となって生活の一部となったというところに
  皆さんに感謝だなと思ってこの「人生を語らず」歌いながら感謝しなきゃいけないなぁ
     というもう一人の自分と一緒に歌った。
   これが拓郎さんに届くん、だ、よ、なぁとか拓郎さんのファンの人に聞いて頂く機会が
     あ、る、んだよなぁ色々考えているともう、怖かったです。
拓:これはもうツヨシの音楽の解釈の仕方の幅をね感じて実に俺は新曲だと思うな。
  こりゃあ、素晴らしい。イイ曲だなぁって俺
剛:この曲凄くいい曲なんです。(幸:いい曲だ)僕何度も助けられているんですよね。
      この曲に。
  あの、どうしてもジャニーズってところで音楽を作ったりするとか色々・・今は
  そんなに無いですけど、昔は結構あったんですよ。
  ボコボコにされたんで。そんな時とかにこの「人生を語らず」という言葉とか
    「超えていけそこを」
  その言葉とかに凄い救われた。(幸:勇気づけられたね)だから隠れながらって
      言い方変ですけれど現場とかではそんなに弾いてる姿をお見せしませんでしたけど
      家とかでは弾いたりとか(幸:弾いてた。。)
      聞いたりとかして「よし頑張らねばならんな」って拓郎さんの創らはった曲の
  中にある拓郎さんが自分に言ってくれてる、まだ人生語ることなく兎に角そこ、
      超えて行くねんそういうこと、お父さんっていうとアレですけどお父さんに言われている
     ような感じもした。
  凄い励ましもしてもらった。感謝しなきゃいけない曲の大きな曲です。

拓:イヤ話を聞けば聞く程ね、坂崎に足らないものがある。
幸:ウワッハハ対極ですね人の作品・・
拓:俺に対しての気持ち、こうでなきゃ。
幸:そうですか・・
拓:こうでなきゃ。そうだよ、お前俺を神様って言いながらこういう気持ちが大事なんだよ。
幸:僕も吉田拓郎さんに救われましたよ。(拓:エッ)高校の頃は。
拓:どやってお前、南こうせつだろう。
幸:違う拓郎さんの曲に♪私は今日まで生きてみました〜〜を聞きながら、そうだなぁ・・・
拓:モノマネするんじゃなくて解釈を広げてな坂崎幸之助流でこうやるんだよ。
幸:そりゃデキナイ。出来ないんだな俺。(ヒヒャヒャ笑)解釈広がらないんですよ。
まんままんまそのまんまいっちゃう。
拓:モノマネになっちゃうだろう。
幸:俺には再現する喜びがある。全部ね。 

ジングル

剛:そのモノマネとおっしゃいますけど似たところに行くってことは評価も
      変わるじゃないですか。その怖さも僕あったんだと思うんですね。
幸:イヤ、ツヨシは相当自分の中では決心があったし。
剛:ありましたね。
幸:必ずカバーってそうですよね、
  元歌と比べられて元歌に敵うわけねえって殆ど言われるから。
拓:確かにね。
幸:うん。僕らが聞いていてもそうですよね。ほかの曲とか
拓:でもここで最初に人生を語らずかけた時ビックリしたな。
幸:エライびっくりした。
拓:あらっ・・と思ったね。やったねと思った。
剛:嬉しい。スゴイ嬉しい。ありがとうございます。(幸:いえいえ)
拓:負けましたこりゃ。
幸:じゃ行きましか改めて・・
拓:ツヨシのミュージシャンのブレーン達いいなぁ〜。
剛:ご紹介しましょう。
拓:俺使いたいなぁ(剛:そっ)コイツらいいなぁ
剛:拓郎さんのこと大好きな人ばっかりですよ。
拓:あそうお、いいねぇええ。武部、鳥山お前らよりいいのがいるんだよ。
  ちょっとお前ら寝ていろ!
剛:僕ねふと考えたこととかあるんですよ。
  自分がLOVE LOVEあいしてるだったり拓郎さんだったり坂崎さんだったり色んな人に
      楽器教えて貰って音楽って複雑なところもあり、シンプルなところもある両極端を
      教えてもらって自分で真ん中見つけろって、突き放されて自分で真ん中見つけてきたんで
      すよね。
  そうして行くうちに拓郎さんを昔きいててさぁ〜とか坂崎さんとかアルフィー聞いてて
      さぁと色んな人がドンドン集まってくるんですよね。
  昔一緒に仕事したことがあってね、そうなんでね〜ドンドン縁で広がって最終的に
  今よくご一緒している人たち何人かいらっしゃるんですけれどもこのご縁貰って
      今僕のこと支えて下さる人たちで決局アルフィーもそうだし拓郎さんもそうだけれども
      聞いている人たちですよ。一緒に仕事したことがあったり遠回しで仕事してたり
  何かどっか繋がってることあるじゃないですか。
  自然とこの人たちといるけどこの人たちといれるということはあの番組で音楽やって
     いるところを見てくれていたところだったり、ご指導頂いてくれてるところを見てくれてたり
     もあるから色んなことがあってのココだなぁと思った時に(拓:ねえ)
    夢って言い方変ですけど自分のブレーン自分のバンドとか自分がいつもやってる人と
  先輩がやってくれはる時が来たら(拓:うぅーむ)また面白そうだなと思って。
    こりゃ生意気目線じゃなくて(拓:そりゃ面白いね)先輩が自分のいつもホントに仲良く
     やってくれる人たち
  とやらはった時にどういう科学反応が起きるのか(幸:起きるとおもうよ)ちょっと
      聴いてみたいとかは凄く思います。
拓:そりゃぁアレだねゴウ君(幸剛:ウヒャひゃひゃ)
剛:出ましたねゴオ君、早々にツヨシにもどってたのに、ツヨシになってて突っ込まなかったのに。
      戻りましたね。
拓:ゴウ君こりゃ実現しよう。
剛:いいですか?
拓:こりゃ楽しそうだな〜〜。
幸:何人くらいでやってるの。
剛:今多い時は僕入れて13人。
幸:そんなに。
剛:管楽器とか(幸:あ、管もいいじゃないですか)
拓:いいサウンド作っているよな。皆んでな。
剛:西の人多いですね(拓:ああ関西ね)気ぃついたら西の人多くて。
  でもほんま皆家族みたいに付き合ってくれて
拓:ああそうなんだ。
剛:そんな中で音楽一緒にやれているんでいつも助けてもらっているんですよ。
拓:いいグルーブ
剛:是非実現させたいですね。
拓:皆さんに宜しく伝えてください。
剛:解りました。
拓:吉田拓郎が是やりたいと
剛:やってみたいとおっしゃって下さってますけどどうしますか・・と
拓:僕貧血起こすけど
幸:貧血未だにに起るんですか、スタジオこれますか・・
剛:スタジオね駐車場から来ない。いざセッティングしたのに全然きいへんやんか
幸:来ないな拓郎サン
拓:下でずっと悩んで
幸:5番5番・・
剛:是非実現するように僕受付窓口しますね。
拓:楽しいそうです。
幸:じゃあそのツヨシの「人生を語らず」聞きましょうか。
剛幸:ハイ。

♪人生を語らず♪

 

前段で語られた「吉田拓郎音楽論」は共感した。
歌謡曲も民謡も雅楽も印度音楽も嫌いの中にも気になる何かがある。
それを大好きな音楽の中に見つけることで好きになった経験と一致する。

夢の競演だと思ってた今回の放送の思わぬ拾いものは3人のバックグランドがひとつになること。
トリュビュートLIVEっていう方法論もある。
ジャムセッションでも聴きたい。
この国の音楽シーンを変えてきた吉田拓郎の思いつきはいつもRADIOで発信されが実現してきたんだ。
重鎮、神様と呼ばれているが中々本心を見せない拓郎から真摯な音楽論を聞けた貴重な日でした。

襟裳岬もキャンディーズも拓郎理論から生まれる名曲なんだと。
嫌いだイヤだは好きなんだね、こうせつもさださんも千春も。。。

やっぱり吉田拓郎は振返るカバなんだ。


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