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清志郎のカバ会 [ココロ目]

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5月2日開催のロックンロール・ショーは清志郎をリスペクトするアーティストが集うまぎれもないカバ会なのです。

生前清志郎が「俺の歌は俺じゃなければダメなんだ」
そう決めて声帯切除の手術を拒んだ。
ファンへの愛がそうさせた。
それを知ったとき考えても考えても答えは出ませんでした。
歌わない清志郎は違うパフォーマンスでも自分達オーディエンスにメッセージをくれるしょう。
それを本人が良しとしない決断をしたとだけ受け入れるしかないのです。
他のアーティストが彼の楽曲を歌うことは残酷です。
ステージ上のアーティストの熱唱を見て思う「人で残す」それは素晴らしいことですが
清志郎には聞かせられないカバーは終了と同時に喪失感で胸が苦しくなる。
ロッウンロールショーは淋しさを紛らわすための4時間です。
生で清志郎の声が聴けない現実を納得させるために毎度参加しているのです。
それで毎年、違うアーティストが清志郎の楽曲を演奏するたび新しい出会いも楽しい。
この人とこんなトリュビューとをしていたんだ・・・この人にも影響を与えていたんだ・・・と今さらの清志郎の人間力を感じる。

武道館の大画面に元気な頃の映像が映し出された「錯覚」を頼りにこの世にいないことを忘れます。


今回堂本剛のアルバムカバをファンとして手放しで喜ぶ自分と、提供したアーティスト側のファンの気持ちを考える自分がいる。
きっとこのロクン・ロール・ショーで感じた悲しさを思いだすからだと。
正直、選曲リストに清志郎がない意味で語られてた。
LOVE×2あいしてるで一緒に歌った98.12.5サンシャイン・ラブ、堂本兄弟での2001.9.16やLIVEでコラボのJUMPだってある。
2007年のジョンレノンスーパーライヴでは舞台裏でのエピソードもあった。
二人のあいだにグっとこなければそれまでです。
自分たちファンは結果でしか判断するしかないのです。
カバにならなかった清志郎の詩を想うのです。

騙されたと思って聞いてごらん、と勧められて聞いた「君が僕を知ってる」
一気に魂を奪われた木村拓哉くんのように
ある日その日が突然来るんだよ。

少なくとも一緒にステージに立てたこと一緒に歌えたことは幸せなことだと思うのです。

清志郎から貰った細胞が増殖すること、願ってます。

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