声 [RADIO]
bay fm78
Fashion & Music Book 11月10日放送
リスナーの『自分の声が嫌いです」に対しての告白に近い思いが、
若かりし頃の蹉跌が公に放送された。
剛さんにとっては若い頃の歌い方、声には違和感があるようで
過去にリリースした楽曲を撮り直したいとも伝えてた。
自分らしく生きることが困難な環境から次の高みへ突き進む宣言にも思える発言でした。
声に対する受け取り方は本人でなければ判断がつかない。
自分も自分耳に届く「声」と他人が受け取る声、
録音された自分の声を聞いてその差を感じて戸惑ったことがある。
早口でガキっぽくアホっぽくイヤになる声だった。
こんな声で人には聞こえているのか・・・。
剛さんの「声」を毎週必ず聞けるRADIOは自分にとっては週の終わりの大事な時間です。
それが痛感したのは過去のFM FUJIの番組終了の時です。
RADIOから流れる「現在の声」が繋いでくれるのがどれほど楽しみであり、
有り難いことなのかを思い知らされた。
声のトーンの中に潜む心の深情を受け取れるのか映像の世界では考えられないくらいに伝わるのがRDIOです。
デビュー以前からの応援者も同じ年月をくぐり抜けてる。
おとなだから、ね!
玉置浩二氏のあの念押しが何を意味するのか解った。
堂本兄弟で真っ直ぐ剛さんの瞳をのぞき込んでの発言。
「硝子の少年はオトナになっても歌える楽曲」
デビュー曲を差し替えてまでこの歌にした山下達郎氏の現在へのメッセージ。
その裏には二十代、三十代、四十代でもそのとき楽曲も成長し変化することを予
見して選んだデビュー曲だと思う。
真実の自分をさらけ出す修行を「ソロ」という場で積み上げた自信の発言に思えた放送だった。