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カバの500マイル [ココロ目]

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因果なもので清志郎の「500マイル」が縁で月9のドラマを見ている。
どんなシーンでどこに使われるのか見届けるために見た最終回でした。
「500マイル」は友人の高校生の子供たちの心に届いたようで現在練習中なんだそうだ。
主人公の藤井さくらちゃんのファンになったらしい。
こうやってアメリカフォークソング→キングストントリオ→ピーターポール&マリー(自分らの時代)→忌野清志郎→藤井さくらと受け継がれ歌が残っていくんだね。
このドラマは清志郎作詞の「500マイル」以外に現在の音楽出版業界の裏の話も垣間見れてて興味深かった。
福山さん演じる中年の元ソングライターが「音楽業界」に復活するにあたり七転八倒で歌作りに苦しむ姿とかね。、。。
簡単には音楽の神様が降臨しない苦闘の物語であり
カリスマ歌姫のオーダーが「売れる曲」の一言だったり
カリスマ歌姫がタイトルも正確に言えない曲をカバーしたい執念だったり
リコメンドなる裏技や
バーターの取引、、なんとなく胡散臭い会話が結構面白かった。
福山さん自身がシンガーソングライターでタマラジならぬドラマ劇中で「500マイル」の弾き語りまで披露するサービスもありました。最終回としての終わり方が「月9」のセオリーに反し物足らなさが呟かれてた。
中年のオジさんとの20歳の差愛LOVEを期待していたんだろうね。

自分の視点は元恋人のために作曲した楽曲を20年を経て吃音の若い娘の作詞とヴォーカルデビューに奮闘する物語でした。
カバーの許可を取りに主人公自らが歌と仲間を捨てたヒロインに会いに出かけるラストシーンをクライマックスにした脚本に注目した。

オイオイ、そんな会社の身勝手なお願いをどのツラ下げて頼むんかいとね。
2年の間にすっかりギョーカイ人になった主人公は音楽を「数字」に捧げる「先生」になったんか、とね。

ラストシーンの声を取り戻し公園でストリートミュージシャンで生き生きして歌うヒロインと笑顔で寄り添う幼馴染君。
歌の伝えるささやかなもの、を見せてくれていた。
このドラマの声を失うか命を縮めるかのテーマが見えた時、現実の清志郎の選択と重なりかなり辛かった。
その呪縛から解放してくれる最終話でした。
日々の生活が音楽と寄り添う幸せを見せてくれたことで救われた。
その幸せな風景を実際に見たことで「カバーは無し」を会社に報告でする主人公の安堵の表情でアーティストの良い音楽を届ける使命見失ってないことを感じた。
他人の音楽は売るためではなく新たな人の耳に届ける入魂の改作でなければ出してはダメなんだとね。

楽曲提供者としての良心それを見失っている今の音楽出版業界への苦言にも受け取れる最終回なのでした。

 「500マイル」清志郎の意訳とRCサクセションの英語Verのボーナストラック入

sings soul ballad

sings soul ballad

  • アーティスト:忌野清志郎
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD
長年渋ってたカバーアルバム、本人こだわりの選曲にセルフカバーの「街」「優しさを胸に抱いて」を加えてる。
唯一「古い日記」は製作サイドの提案だが、ギターの師匠土屋公平のこだわりのエフェクター(ファズ)と安井かずみの詩作の素晴らしいと公平氏のコメントがありました。


スクリーンショット 2016-06-14 19.24.59.pngカバ(通常盤)

  • アーティスト:堂本剛
  • 出版社/メーカー: MANDARA△T.D
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: CD


 
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カバ【プレゼントキャンペーンID封入】(初回盤)(DVD付)

  • アーティスト:堂本剛
  • 出版社/メーカー: MANDARA△T.D
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