SSブログ

瞬きするたび消えてしまう。 [ココロ目]

今年も8月15日が来た。
ship撤収R0156157.jpg
昨年はshipの撤収とともに消えていゆく記憶を綴ろうとセピアな風景を創ってた。
ship夏写真R0156157.jpgship撤収古い写真セピアR0156157.jpg

戦争後68年の今年は事実を残そうとした元兵士の行動がニュースで取り上げられていた。
フィリピン戦線での非業な日本兵、というより上官の言いなりにならざる得なかった従軍兵の告白でした。。
昨年2月92歳で亡くなられましたが、毎年8月15日を極限状態の中で死んでいった戦友の思う大切な日としていらした。
亡くなられる最後まで「8月15日までは生きたい」と。
兵士の日記をもとに「ルソン島敗残実記」が周囲の手で残されているとのことでした。
ルソン島敗残実記。

ルソン島敗残実記。

  • 作者: 矢野 正美
  • 出版社/メーカー: 三樹書房
  • 発売日: 1993/07
  • メディア: 単行本
ペンは剣より強いのか・・・
漫画の神様手塚治虫氏が国民栄誉賞に選ばれないかったのは、
反戦、反核を漫画にしたこと、絶筆といわれる「ガラスの地球を救え」のメッセージを含め「国」に都合が悪い作品があるからだと言われてる。
手塚治虫氏に薫陶を受けた数多くの漫画家、アニメーターによってこの国の国際経済の稼ぎ頭の筆頭がANIME,MANGAが担っているのは皮肉です。

自分も知らず知らずのうちに手塚治虫の残した思想を受け取っている。
ガラスの地球を救え―21世紀の君たちへ (カッパ・ホームス)

ガラスの地球を救え―21世紀の君たちへ (カッパ・ホームス)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 新書
猛暑で生命の危険すら感じる今年、杉井さんの「グスコーブドリの伝記」(原作:宮澤賢治)を再度見直している。
手塚治虫の虫プロから独立した杉井ギサブロー作品を見ていて思うのは
脈々と「手塚思想」を作品にしていることを知らず知らず受け取ってる自分です。
手塚作品「ブッダ」の兎、ギサブローの猫のブドリの自己犠牲で救う命です。

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ


川から魚が消え
作物は生育せず
生産者の苦悩を知っても、それでも冷房に頼らずにはいられない自分。
何で償えばいいのだろう。
目をそらさないでいること、消えてしまわないようにするしか無いのです。
花火アニメ2.gif
今日、この国の代表から「不戦の誓い」は消えていた。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。