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京の一番人気 [ココロ目]

京都外国人観光客のNO.1人気は伏見稲荷さん

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2014年のストーンズLIVEグッズ「JUMBO BUTTON(RED)」

HEIANちゃん最終日7日の昼の行動は大谷廟でお参りをしてからお墓街道(山道両側墓地という道)を山伝いに清水寺に出る。
いきなりに仁王門真横に出たが肝心の清水の舞台は改装中なので清水坂を下る事にした。
清水さんが改装中にもかかわらず参道は「原宿竹下通り状態」でウンザリだった。
バス停でバス待ちの自分に外国の観光客に訪ねられた。

「伏見稲荷へ行くのはどうしたらいい?』

バスでは行けそうに無い、京都市内じゃないから・・・訳のない答えに、助け舟を出してくれたのが隣にいた地元のオンナノコ。
京阪清水五条駅から一本で快速で4駅行けるそうな。
スマホ画面を見せながら流暢な英語で説明してます。
駅まで歩くけどガイジンさん喜びイサンで向かいました。

噂はやっぱり本当です。

清水寺、金閣寺を抜いてダントツ一位に人気
タブン、伏見稲荷には日本人の見落としている「日本」があるんだろうな。

その一つに心当たりを見つけた。
映画「SAYURI」主人公の舞妓さんをチャン・ツィイーが演じ監督含めなんだかガイジンが見たニッポンが美しいとアカデミー賞でも取りざたされた作品です。
主人公のSAYURIが少女の頃に親切にされた人物に想いを貫くという内容です。
その親切な「会長さん」なる人物への感謝し喜びいさんで走り抜けるのが伏見稲荷千本鳥居のシーン。
かなり鮮烈なシーンで横長シネマスコープのカメラが遠回し前方から後ろ姿とロングショットが冴える。
日本では映像美と音楽だけが絶賛された摩訶不思議な日本文化を伝える映画です。
外国の観客には赤と黒のエキゾチックと耐える優美な日本女性の幻想を植え付けます。

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下駄のカタカタの響き一心に走る。

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子供の走るシーンは健気でそれだけで涙がでます。

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少女がお賽銭し願いをする。
多くの観客の心の目焼き付いたんだと思う千本鳥居です。

「You何しに日本へ来たの?」という東テレの番組があります。
その番組で素朴に観光客へ聞いて欲しいことです。
日本に期待する意外なものが見つかるかもです。
堂本剛さんが「FUNK詩謡夏私乱」MC言うところの「外国の方が日本の良さを知っている」を裏付ける答えがあったりして・・・。

この舞台高くて凄いでしょう?
この金ピカ豪華絢爛でしょう?

なんて日本人発想の「ガイジンが嬉しがる日本の美」とは違う価値観を見つけて来日しているように思えます。

映画の影響から「Fushimi inari」を見たくて京都行きの行動を起こしたとしたら・・・伏見を訪れた方が帰国し口コミで広がり「伏見稲荷人気」も考えられます。
サンバでルンバな陽気な観光客で溢れます。
そして「映画」という映像美の魔法で来日するのだとしたら海外からの観光客誘致にこの国の政府はもう少し工夫が必要です。

何故ならこの映画の中の日本は架空で京都の街もデフォルメされ、芸者の修行も実際とは遠く着ている着物も中国風で違います。
チャン・ツィイーが「hanngyoku」(半玉)という舞妓らしき役柄を演じ修行をして「人気芸者」になるハリウッド・ファンタジー映画です。
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実際の芸の修練、着物、帯、日本髪の髪飾りの和装装飾すべてが洗練された工芸品に近い美しさまでは理解されてない。
花魁(おいらん)が娼妓で芸者は芸妓の違いまでは伝わらない。
見た目の華やかさやキャッチーさだけでね・・・ファンタジーで終わってる。
入り口はファンタジーでも奥の深き職人の力量まで辿り着いたら・・・西陣も京友禅も京で磨き抜かれた職人技の良さが残るのだと思う。

ゲイシャとオイランはまったく別なのだよ。

 


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