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雷神 [二四節気]

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20日深夜雷が大音響で首都に鳴り響く

「落ちた」

落雷の響きです。
遠くで「ゴロゴロ」のレベルでは無かった。
暫くすれば遠のき収まるだろう・・・

では無かった。
東京の夜空中を続けざまに大音響がかけめぐるのです。

パソコンがやられる回線抜かなきゃ・・・
風神さまを鎮める行事、祭りはあるけど
雷神さまをなだめる儀式ってあるのかな?
人のチカラで雷を作りエネルギー源として使えないのかな?
と夢うつつの中でこんな恐怖にも睡魔は勝つのです。
人って喉元すぎればなんとやらだ。
二百二十日は空が荒れる
この雑記の言い伝えを身を持って体験した日でした。

空が泣くから・・・もLIVEは恐いです。

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風神と雷神は対なんです。
竜巻の恐ろしさもあった今年でした。

五弦ベース再び [平安神宮奉納]

平安神宮LIVE2012
閃くメロディー・瞬く閃光
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五弦ベースクン再登場
堪能した。


ヒトツになる [平安神宮奉納]

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法然院さんで見たオブジェ再現

法然院さんで教わったこと

佛教は哲学

法話の行われる部屋の床の間には
「縁起」の掛け軸
そして並べられた広口試薬瓶が四個

お寺の方に尋ねると

「ヒロシマ、ナガサキ、福島の土が入っています」

との説明が返ってきました。

「最後の空の瓶の意味はなんですか?」

「空の意味はこれから聴かれるお話で解ります」

「ground=土 zero」だったのです。

それを知ったとき
このオブジェの制作者の意思が直撃し
涙がこみあげた。
世界中の土を収集しアートするアーティストの
名は栗田宏一さん
法然院さんのお願いに対して
選ばれたのがこの3ヶ所の土と
いつどこに起こるか分からない
「空の瓶」だったそうです。

床の間の置物は季節の花、香炉、行事に対してゆかりの品など
主が客に伝えたい無言のメッセージです。
その観賞用に用意された場所に選ばれたのが
この四個の瓶に閉じ込められた想いだったのです。


法然院梶田貫主のお話
「法然・親鸞の佛教と現代〜大震災の真只っ直只中で〜」
レジメは1〜8のタイトルがありました。
1.日本人の伝統的宗教には
2.寺院の役割
3.お釈迦さま
4.悟りへの道(各宗派の教え)
5.法然上人以前(平安時代後半)の阿弥陀信仰
6.鎮魂慰霊の念佛と本願念佛
7.他力本願念佛を唱えて生きることとは・・・・
8.善人・悪人

お話は解りやすく、佛教に無知な自分の疑問がスルスル溶けて
謎解きに近いものでした。
来月東北「平泉」は庶民の為の佛教を軸に「くにつくり」をした藤原京へ
旅をする前触れになるお話でした。
平安京の南北を軸にし朝廷、貴族の繁栄を願った神社、仏閣から
西方浄土を願い叶えるため新興武士、町人、農民にエネルギーを与え,
貧困、罪人そして対象外であった女人のために開かれた佛教を教えてもらいました。

あの素朴な山門の意味と迎えてくれるお寺さんの意思がすでにあの門にあったのです。
ちなみに拝観料はありません。(秘仏公開一時期だけ有料です)
現在の「観光」に依存する寺院のこれからすべきことを
梶田貫主は伝えてくれてます。
哲学、智を愛する学問として
佛教はあると。

「観光」という言葉の語源は「易経」(中国の哲学、宇宙観の書)から頂いている。
「その国の王の立派な人徳と王による国民の教化の美しさをみる」とあった。
物見遊山と観光がごっちゃになっている現代です。

以前にも剛さんがくり返して奈良について発言していたのは

「奈良でお勧めの観光はどこですか?」

RADIOに送られるリスナーの問いに

「直感でここだと思ったところ、行って感じてください」
でした。

感じ受け取らなけらば「ガイドブックと同じでした」の感想しか持てない。
名物名所をはしごして駆け足で回るのでは感じることもできない。
「哲学」(智を愛する)があって「観光」(国の光を観る)だとしたら
その「哲学」(佛教)が海外での評価の方が高いのではないのか。
成る程フランスの教育は「哲学」を重要視してる
奈良、ヒロシマに訪れる「観光客」にフランス人が多いのも納得させられました。

政府の意図と社会の風評で
神道と佛教は「枷」をはめられ
生活の中にあるささやかな「哲学」を排除した。
核家族化が伝承の口移しを無くした。
朝夕の感謝の「南無阿弥陀仏」を消した。
梶田貫主自らも「僧が伝えることをしなくなった」と話されます。
だからこそ「開かれたお寺」として精力的に法話、イベントを主催されてます。
「全てが縁で生かされているその返礼が慈悲」
一時間の法話の終わりは、
それも全員がひとつになり同じ考えを持たなければならない。
くにの美しい教化ですね。


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誰かが伝えなくてはならない
「音楽」のカタチでそれを伝えることもできる
平安神宮LIVEで最も感動したのも
和太鼓とキーボードのコラボレーションです。
自分の中の眠っていたDNAが応えていたんだと思う。










哲学の道で見つけた句碑
西田碑.jpg
人は人
吾はわれ也
とにかく吾行く道を
吾は行くなり 

哲学の道を散策し日本哲学の基盤なした西田幾多郎氏の言葉です。

ちなみに梶田貫主さんの印象に残った言葉です。

愛より慈悲
愛は固定の対象(親、家族、恋人)必ず相手がある。
それは素晴らしいがその対象に囚われる
愛よりは慈悲、自分と異なる考えにも悲しみがあること知る

絆より
絆は繋がれた綱、繋がっていることで安心もあるが不自由もある

「ありのままに生なさい」は法然上人の教えでもあるのです。

やっぱ「哲学」です。

Kyoto思い出しmemo [平安神宮奉納]

最終日9月16日のLIVE前

京都memo
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LIVE参加までの時間は銀閣寺近くの哲学の道に決定。
目的は15年前京都の友人に連れられて行ったお店探し。
蓄音機で78回転を聞かせてくれる店は場所も名前も覚えてない。
現在営業しているのかも解らない。
「縁」があれば辿り着くだろう・・・の運試しで出発。
すっかり様変わりし裏原宿のごとき変貌。
静かな散策の小径は観光客で溢れてた。

風R0158213.jpg
その中にも京都らしいアートしてるお店もある。
この日のLIVEの前触れのようなお店を発見。
店名もズバリ「風」
手つくりのモビール、風車、風鈴が並んでます。
















そして京都にも堂女さんがいました。
しゃましょいR0158215.jpg
しゃましょいのリュックを背負う3人の剛さんファン。
声をかけて撮影をお願いしました。
リュックに見事に変身したしゃましょいからは3人でLIVEに参加する楽しさオーラが出てました。
仲良しって気持ちが良いです。
そしてまったく見知らぬ同士でもすぐに気持ちが通じ合う。
夜のLIVE参加に向けてお互いのことを気付き合えるのです。
木漏れ日の道を歩くだけのシンプルな行動にこそ「哲学」(智を愛する)時間が持てるのです。
この道の役目は独り思索にふける散歩路でもあり
友と将来や進む道を語り合う小径として何万もの思い出を作ってきた道です。
本日、新しい思い出がこの道に加わった。
住む場所は違うそれぞれの3人と自分が出会うことをこの道が用意してくれていた。



それにしても見つからない。
地元にお店の方に尋ねても「知らないなぁ〜」でした。

法然院aR0158221.jpg
直感で訪れたのは「法然院」さん。
このお寺さんも友に連れられて行ったお寺さんです。
当時は「地味な寺だな」くらいの印象でした。
本日はまったく違う感動が待っていた。
奈良で訪れたお寺さんと通じる受け入れるお寺さんです。
茅ふきの山門が美しいのです。。。。
この鄙びた門が衆人を受け入れる心の現れに感じた。
丁度山田真章貫主(かんす)の講話が始まることから1時間の参加を決めました。
愛より慈悲
絆より縁
全員が同じ想いを抱くことが一番大切
なんだか剛さんが日頃伝えてくれる言葉、沢山発見しました。

「縁」がすべてと伝言でした。



いよいよLIVEに向けて下山の時刻が近づく。
迷子R0158225.jpg
バス停に向かう帰り道でついに見覚えのある洋館を見つけた。
夏場で蔦が被い繁るが確かにこのお店です。
中に入り確認、まさしくこのお店。
アンティークと古本、そして蓄音機。



サッチモR0158223.jpg

マスターにいきさつを伝え念願のリクエストに快諾を得た。
曲はルイアーム・ストロング

Le Vie en rose
この曲を蓄音機で聞きたくて焦がれてた。
二人でレコード盤のコレクションの中から探します。
DECCAのラベルが出てきた。
「これですね。」
アイスコーヒーを飲みながら鳥肌もんのサッチモが流れる。
電気を一切使わない手回しの蓄音機からトランペットは吹く息まで見えてくる。
流れるしわがれ声はまるで隣で歌っているように感じる。
最近の人はデジタルの音が自分の音楽なのでこの生な音には反応しないから・・・とオーナー。
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店内の古本は絵本「赤い鳥」や戦前の探偵小説、怪奇小説の古本に混じってデュークエリントンの絵本(洋書)なんかもあったりする。

「次にいらしゃる時はこのお店も無いかもですね。」
そんなことをつぶやかれている。

哲学の道、散歩のあと至福の音の中でお茶なんてゼッタイに
他では経験できないんだけどな。


お店の名前は・・・

「迷子」


京都で繋いだ縁でした。



今日から燕が南へ帰ります


平安神宮終日野分LIVE [平安神宮奉納]

2012年9月16日最終LIVE

注連縄の神垂れが旗めく
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本日「朔」新月の闇夜,風強し
野分け(台風の古語)の風はそれ自体がドラマティクです。
本日風神は神垂れ(雷)を激しく揺らすその結界(守られた世界)の中で

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舞、歌い、鳴らす

ひとつになるのは全ての人が同じ想いや祈りをもつこと
平安神宮をお借りすることでそれが出来そうな気持ちになる。



平安神宮中日、激変LIVE [平安神宮奉納]

昨日と今日の違い

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パーフェクトな東洋亭さんの海老フライランチ

平安神宮LIVE2012
2日目
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素晴らしいLIVEでした。
昨日と今日の違いは何から来るのだろう。
野外での気象の落差かな、透明でキリッとしている。
天気はやはり重要です。
散漫に感じた昨日のライティングが一変して見事にサウンドに乗る。
BPM効果もぴったり合致、特にベースソロは素晴らしい。
独特のベースのメロディーラインの軽快さが強調され輝く美しさが焼き付く。
スティーヴ&レオの打楽器とベースの追いかけ合いのコラボが絶品だった。

「縁を結いて」・・・
キーボードソロの柔らかな滑り出しに感動が戻ってきた。
その時前列のオーディエンスで具合の悪くなった方がいた
スタッフに知らせ、看護士さんを探します。
4人となりから声があがり駆けつけくれます。
本当に剛さんファンには看護士さん多いです。
前回と同じ、脈を測り声をかけてます。
男性スタッフに運ばれるのにも付き添ってくれてます。
非常事態にも剛さんファンの優しさが染みる、みんなとても協力的で行動力もある。
頼もしいです。
それでも慌てて双眼鏡持参で駆けつけてくれた若い看護士さんでした。

どうしてだろう、どうしてだろう・・・たぶん自分の弱さや病を正直に話してくれる
堂本剛を選んでいるからなんだと思う。
人が辛いときに手を差し伸べることは「普通」なんだと受け入れているからなんだと。

新しい流れ星の歌を今日はすんなり素直に聞いていた。
どうしてだろうね。
「何でだろう」には聴こえなかったのはどうしてなんだろう。
明日は「朔」新月で月はまったく見えない闇夜です。
今日は顔を出せばカミソリのように細いお月さまなんでしょうね。
視界には無くても背中のどこかに月を感じていたし
必ず・必ずどこかで頼りない光を発してるのが解った。

約束のうた
可、ならず。残念なことにならないと。
澄み渡る命の伝言歌に胸を打たれます。

舞台と社殿に繋がるカンテラの導く花道を戻りそのままオーディエンスに背を向けてSGのプレイを見守った時このLIVEが奉納であること、捧げることを強く感じた。
ひとつになる意味をはっきり感じた。
この場にいるすべてがひとつにならなければ何も変わらない。
最後の二礼二拍手一礼につながる想いです。
メンバー、オーディエンス、スタッフすべてがひとつになっての礼拝でした。

途切れ途切れの記憶のモチーフを反芻していて、ステージ上からの「素晴らしいLIVEだったと・・・」
そう外に伝えて欲しいという観客へのリクエストは掛け値無しの真実です。
LIVE終了後、昨日も参加していた仲間たちと
「良かった!良かった!」と報告しあうのも心の中から溢れる真実でした。


平安神宮LIVE2012初日 [平安神宮奉納]

平安神宮LIVE2012初日

鳥R0158118.jpgあいにくというより春分から数えて二百二十日は荒れる日といわれてる。
台風16号接近中怪しい空模様に空飛ぶ鳥もねぐらへ急いでるようだ。

シルエットだとわからないけど羽根を広げて空中を飛ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

注連縄R0158096.jpg

ステージ中央は四角に結界を表す注連縄(シメナワ)で仕切られています。

俗界と天界の結界は自然界の脅威から守る印。
白い紙で雷を模した神垂が計16枚下がってる。

 

 

 

 

 

 行灯R0158141.jpgステージ上の行灯には「命」
shamanipponの手書き風マーク。

 

 

 

 

 

 

7時開演時間をやや過ぎた。
モノローグはゴールドのマスクにキモノをアレンジした衣装で優美な踊りでスタート。
インスト「意思?」がオープニングという意表を憑く新鮮なスタートだった。
つづく「くにのうた」5弦ベースソロが登場し「にひ」と続く。
背後には森多門くんが控える。

セトリはsamanipponにからの選曲にshipで降臨の新曲アレンジを加えて登場。
初日の初見でオーディエンスが立ち竦む。
半円で囲むメンバーと掛け合い、メンバーと弾き合い、メンバーを見つめる。

鳴き通す秋の虫たちのパワーはオーディエンスのクラップに負けない。
予想通りの展開だ。

 LIVE盤へのこだわりに微妙な呼応の観客席・・・
その曖昧なざわめきさを鋭く感知するのは長年のオーディエンスと築いてきた呼吸かな。

知っているんだと思う。
自分たちが「声」という楽器を楽しみにしていることを。

何でだろうのリフレイン 必ず 必ず。


難有 [堂本剛]

有難う

右から読むと
難有・・・
ありがとうへ辿りつくのは難を乗り越えなければならないということです。

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有難う。3人のお仲間さん。
いざ京都、招かれないチケット難民だったのですが・・・
捨てられる難民あらば拾う仲間有り!

「捨てる」を実行し片づけもほぼ終了。
部屋も以前に戻りつつある。
まだまだ要らないものはあるが出発までにカタチは整う。
追い込まれないとサクサク仕事しない性格は変わんない。

LIVEは
NARA→Kyoto→Tokyoって都が移ったのを追いかけるって四月のRADIOも云ってたことだし。。
良いお知らせがあるかなぁと。
旅の支度をしながら考えます。


MAHOLO [二四節気]

二十四節気は「白露」

今日から七十二候は
鶺鴒(せきれい)鳴く

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ship上空を飛ぶ青鷺くん。

鶺鴒は長い尾を上下に振る独特の習性がある。
「恋教え鳥」の異名があり、神話から来ている。
日本書紀によるとイザナギとイザナミにHの仕方が解らなでいると
セキレイが現れ尾を振るのを見せて教えた・・・という記述だそうだ。
日本の神話はホンワカしてます。
そして生まれたのが日本の国土です。 

日本書記繋がりで・・・

MAHOLO

女優の寺島しのぶさんが11日、第1子男児を出産した。
名前は「眞秀(MAHOLO)」で、寺島しのぶさんのコメントは

「ヤマトタケルが言った“大和は国のまほろば”からとりました。

どこの国に行っても大和魂、大和の美しさは忘れないでという親の気持ちです。
私の父の名前の"秀"と言う字をうちの旦那のたっての希望で使いました」と由来を明かしている。

久々に「大和魂」の本当の意味を捉えしかも命名された寺島さんのワールドワイドな心意気です。

 [ひらめき]

それだけあの戦争が遠いということでもある。
語感の響きもフランスっぽいくてナイスです。

日本書記の「倭」の大和は日本で、寺島さんの父上の名を所望する仏人のダンナさんもナイスです。

ま=真に
ほ=秀で
ろ=る
ば=場

漢字到来前のやまと言葉です。 


ground zero [RADIO]

プラベの写真整理に入る

 

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9月11日の、この日にこの写真が出てきた。


あの2001年9月11日夜、TVニュースがLIVEで映し出す映像を呆然と眺めていた。
1996年の記憶はまだまだ鮮明だっただけに目の前の事態が実感もなく深刻さもボンヤリしていた。
ニュースは航空機事故から2機目の突入でハイジャック・テロに変わっていくが「LIVE」の文字が信じられないまま進んでく。


あのワールドトレードセンター(ツインタワー)の喪失感をUSAのマスコミが「グランドゼロ」と呼び始める。
同時多発テロ後この何も無くなった跡地を「グランド ゼロ」と呼ばれ定着。

「爆心地」

グランド ゼロはヒロシマ・ナガサキの爆心地跡もそう呼んでいたそうです。
ネバタ砂漠での初の核実験の爆心地の指標にも使いその後も核実験では爆心地をグランド ゼロと呼ぶ。
その呼称をワールドトレードセンターの地に使うことはこの国の痛みの大きさを表している。


0は残虐な犠牲なのか。
零は破壊と消失なのか。
ゼロは喪失なのか。

被爆国として痛みをグランドゼロに感じる。
ゼロの観念が変わる本日でした。

 


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