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処暑終わる [二四節気]


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春日大社万葉植物園:古代麦

処暑
立秋をとうに過ぎ処暑(暑気退かんとす)ですがちっとも涼しくない。
地球の温暖化は進む一方のせいかな。
北極の氷河がどんどん溶けて白熊くんの生態が心配されてる。
人間界だって不安です。

絶えず水分を補給し、日中は冷房で体を冷やさずにはいられない。
街中で信号待つ間も人々は日陰に退避し青になってあちこちから横断歩道に向かう。

夏って・・・
こんなに暑かったかな・・・。

七十二候では稲穂が実り収穫の時期になる、と教えています。
そして台風、突風の季節で風を鎮める行事がおこなわれる時期です。
昨年の平安神宮LIVEはまさに210日、立春から数えて台風の来る日と日程が同じでした。
9月3日のLIVE中止は野外公演では自然と向き合う厳しさを身を持って教えてくれた。
台風が通る経路はほぼ決まっていて毎年この季節になると自然界との闘いに備えているのです。
京都でさえ身の危険を感じ遠出の外出はできませんでした。
風神におとなしくして欲しいと願う古代からの祈りの儀式は現代でも残っている。
富山県八尾の「おわら風の盆」は踊りで誘い風神を送り出す風鎮祭と言われてる祭です。
二百十日ともう一つ
二百二十日も雑記(日本の季節に合わせた記録)も風神が暴れるとされてる。
明日からは二十四節気は「白露(気界冷露白し)」です。
初候は「草露白(くさのつゆしろし)」大気が冷えて草に露が降り白く光る。
この熱気ではあり得ない現象に「季節のズレ」が江戸時代からの申し送りに
異変が起きているのかな?



最近、昔の人々がしていたように毎日夜空を見上げてる
今まで見逃していた天空の変化を見ている
古代人が全知全能のチカラがあると信じた月を見ている
月の光が持つ何か底知れないチカラを全身に浴びて見ている。

たしかに「月には何か憑いている」TUKUを実感します。

それは満月を「望」と呼び
新月の見えない月を「朔」と呼ぶ
それぞれの字に「月」が配置されていることからも
TUKUの影響の大きさが受け継がれている気がしてならない。
面白いのは「朔」には熟語がほとんど無いが
「望」には願い、思い、待つ、眺めるなどの一字を足して
多用されていることでした。

希望、熱望、願望、切望、志望、大望、本望、宿望、野望、非望、要望、所望・・・・

望むことでは人は欲深いのです。
TUKUに願うことはこのク二の人々が普通にしてきたことだったんだね。




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