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天地明察 [二四節気]

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雲による陰で縞模様に染まる東京スカツリー

 

84歳の母親が91歳の友だちに誘われて見たい映画がある・・・
スゴイ会話です。

「何が見たいの?」

「天地明察」


91歳の母の友人は原作冲方丁の著書を読み興味を惹いたそうだ。
母親は朝日新聞で映画の特集を読み映画館でみたいと思ったそうです。
V6の岡田君ファンに誘われた自分は「大和暦」で捕まり「TUKU」に着地した。
大いに映画を推奨し暦の話に盛り上がる。

以前より二十四節気、七十二候が面白くこのクニが暦から
ローマ教皇の作ったグレゴリオカレンダーに疑問を持ってたこともある。
日本人なら暦も大切だと。
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2012-02-04

クリスマスなんていらないくらい、日々が愛のかたまり・・・
この一節に出会ってからそうでした。
バレンタインデー、ハロウィーン、クリスマスと欧米のお祭りで大騒ぎなのです。
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2009-11-01
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2008-11-01
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2010-12-18-1
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24


でもって二十四節気、七十二候、雑節の話に盛り上がる。

「ジイちゃんが良く言ってたんだよ。」

「夕焼けは鎌を研げ」
天気が良くなるから農作業に精を出せ

「朝テカテカ(山が朝焼けで赤く染まること) になると雨が降る」
早めに畑へ行き仕事をサッサと終わらせる

「西が明るいから雨は止む」
どんなに東が真っ黒な雲でも西が明るいと晴れる

毎日空を眺めていた明治の人です。
伝承と自らの観測で体で知ってた知識です。

なぁ〜〜んでもネットに依存している自分「野生」が鈍るなぁ〜と感じる。
八十八夜も土用の丑,
二百十日も二百二十日も無くなったら困るよね

なんて話をした。

是非「天地明察」175歳コンビで見に言って欲しいものです。

そのカレンダーに旧暦情報、月齢、二十四節気、七十二候、雑節が網羅されたものが続々と発売になる。

昔、ジイちゃんたちが頼りにしていた「暦」が復活する。
日めくり.png
http://www.nkcalendar.co.jp/meisatsu/

http://www.tdcal.jp/fs/tdcaljp/td30276

ムーブメントとして「天地明察」は高齢者を映画館に行かせ、カレンダーを新しくする。
若いファン層にとっては日本人の知恵を譲り受け未来へ残す暦です。

四季と自然界と共に生きる民族として動かせるかnippon
堂本剛の音楽的行動shamanippnと同じ思想を感じるのです。

400年前、世界に誇れる算術と天文学に生涯を捧げた人物がいたのは誇りです。
七十二候の編集もしたんだから安井算哲さん、文才も中々です。
就職も受難時代が続く理数系学生、この国の未来は君たちに掛かっているのだと。
世界の市場から日本製が消えてく中でこの国の前途は貴方達が握っているのだと。
400年後の今、安井算哲(渋川春海)が
教えにきたように思える。

 


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