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蓮の謎解,當麻寺へ [shamanara]

日経おとなのOFF

堂本剛の愛する奈良10

No.3當麻寺

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タイマーズです、最寄り駅は「当麻寺」(たいまでら)ややこしい。スマホの路線検索で簡単に行き着ける便利な時代です。田原本(近鉄橿原線橿原神宮前行)→橿原神宮前→近鉄南大阪線大阪阿部野橋行き→当麻寺


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本堂(曼荼羅堂)


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當麻曼荼羅(蓮の繊維&麻混製)蓮の綴れ繊維(国宝)なことを立証したのが植物細胞を研究していた大賀一郎蓮博士です。霊験記では中将姫が一晩で織り上げたとなると・・・、話が盛り盛りなのです、當麻寺さんには四つの当麻曼荼羅があります。一つ秘仏で例年11月に公開の奥院「綴れ織当麻曼荼羅」蓮糸で織られてる秘仏につき拝観期日以外は拝めません。弥生時代の蓮を見事発芽させて現代につないでいる大賀博士は當麻寺の蓮糸曼荼羅に興味を持ち蓮の研究へ向かうのです。絵の具で描くのではなく「綴れ織」なのです。二つ目は宝物館に展示されてる当麻曼荼羅(延宝本)こちらはガラス越しですが絵柄はハッキリとありがたい曼荼羅が拝めます。

當麻寺奥院公式サイト↓



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三つ目が本堂(曼荼羅堂)の当麻曼荼羅(文亀本)で堂々の大きさ、ほとんど図案が不鮮明で読み取れない曼荼羅で剛さんの文章だとこの本堂の當麻曼荼羅のように思えます。時代の経過で不鮮明な図案でも圧倒される曼荼羅なのでした。四っめは中之坊霊宝館こちら見落としか非公開、謎を残してきました。

高野山真言宗 當麻寺中之坊公式サイト↓


子紅葉8226.jpg

行ってみて初めてわかる曼荼羅け。拝見できるには二つであとは非公開で決められ日にしか見られません。當麻曼荼羅は文字の読めない農民中心に信仰を集めた浄土信仰を広めるためのもの、数多くの當麻曼荼羅が伝わっている。絵般若心経と同じ役割だったんだと納得。極楽浄土を描く大作はキリスト教の教を描くフレスコ画やステンドグラスと同じです。織物(タベストリー)声明(合唱)は生活の支えとして庶民とともにある。當麻寺に来たことでそれを実感しました。都の中心で帝、貴族、豪族など裕福で高貴な方がたのお寺さんに出向くことの多かったのですが一度山寺で町から離れると清々しい空気と大自然が「仏心」を説いてくださいました。當麻寺、同じ名前を持ちながら二つのお寺さん・・・両寺を訪ねて思います。

曼荼羅は眺めてるだけで「音曲」が流れてくる。

當麻寺奥院ポプリ8703.jpg

當麻寺奥院で頂いた蓮の花托(はちす)。この硬い守りの穴の中の種は2000年を超えて花開く。

蓮座で中心にある花托、蓮が仏教で大事にされる理由です。

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