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唐古・鍵ムラを見る [shamanara]


日経おとなのOFF

堂本剛の愛する奈良

10選のNo,5唐古・鍵遺跡

発掘調査が完了し2018年今年オープンの唐古・鍵遺跡公園はまだまだ認知度は低い。雑誌では表紙、本編12ページ58ページにでも紹介があり注目されてます。剛さんのコラムから・・・

先んず最初に選んだ理由が「愛する奈良10に平城宮遺跡がない」この謎解きを現地で確かめる、平城宮跡に国道24号線がつなぐミステリーゾーンを知ること、サマソニでENDRECHERIと同じくファンを熱狂させていたFUNKグループ、レキシの土器土器ジョーモン・ヤヨイどっち好き」この湧き上がるエネルギーFUNKの現場を見ること、この3点でした。

第一の疑問は田原本町へ向かう途中、近鉄電車の窓から目撃したこの風景で半分は分かる気がした。

大極殿8248.jpg

疾走する近鉄電車から見えたのはヒトの思惑が立ちはだかる巨大な何かでした。奈良市には世界でも珍しい手つかずの原生林(春日大社)と遷都で自然にもどされる広大な原っぱ(平城宮遺跡)が市中に存在する奇跡がヒトを惹きつけると思ってた。どうも違う何かを目指して工事が進行しているようです。

近鉄奈良から大和西大寺→橿原線・橿原神宮前行き田原本下車・・・ここから炎天下のバスなし歩き20分かと挫折しかかった。タクシー乗り場は西口東口のあるものの車の姿なし。偶然遭遇した駅前集合の地元歩こう会のボランティアガイドさんがタクシーを呼んでくださった。同じ唐古・鍵遺跡を探索する会として気の毒に思われたのです

0120-32-6782富士タクシー

455px-Japanese_National_Route_Sign_0024.svgのコピー.png

国道24号線8115.jpg

快適に国道24号線を走り10分で到着。道路隔て道の駅もあり田原本町の名産品がたんまり充実2Fのからこカフェでは田原本野菜の欧州カレー、温玉牛丼などのメニューにコーヒー、国道へだててロードサイドレストラン、柿の葉寿司ゐざさ中谷本舗の大型店舗もありどこもかしこも駐車場が充実です。

ゆるキャラ8102.jpg

日曜日イベントテンコもりでゆるキャラも炎天下一所懸命です。:タワラモトンちゃん


でいよいよ唐古・鍵遺跡

唐古鍵遺跡8135.jpg

2200年前弥生土器に残された楼閣の絵を復元。

弥生土器破片8106.jpg

2階建に鳥の飾り、クルンと巻いた屋根飾りの装飾に縄文土器の素朴な柄から弥生土器へアート心が進化する余裕を感じられます。この楼閣が何千年も経過し法隆寺、東大寺大仏殿に高度な建築技術となり、平成に「古都奈良文化財UNESCO世界遺産」登録20th。昨日はそのお祝いの奉納LIVEだったのです。世界最古の木造建築は他国にもありますが腐敗崩壊で原型を留めないのを考えるとこの国の「始末の良さ」モノを大事にするメンテナンス技術は最高水準でこれからも残して繋いでいく使命は一所懸命な国民性を感じます。

レキシの歌う、ジョーモン・ヤヨイどっちどっちも好きだ『狩りから稲作へ」です。

お米や木の実の貯蔵用土器の普及は「土地と生きる」農耕民族の始まりで「ムラ」として集団で支え合うヒトの生活がここから始まり稲作の定着で「年貢」が始まり権力者、国のまつりごと政治の象徴が「平城宮跡」の跡地なのです。伝えてくれたのがFUNKで歌いまくるレキシでした。

稲穂7428.jpg

サマソニではこのライブグッズ500円の稲穂を揺らすレキシオーディエンス「年貢納めろ」を叫ぶヴォーカル非常にニンゲンぽっくてFUNKでした。

鍵遺跡隣接の遺構展示情報館では当時のムラビトの様子をジオラマで再現してて気が付いた。

ムラには長に当たるリーダーはいても皆が平等で同じ距離にいるのだ、車座で同等なのです。

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一年を収穫で暮らすための備蓄は飢えや移動の疲弊や危険から解放されその余裕は喜び楽しみ芸術へ向かうんだろうな。土器に描かれた鹿さんや建物、鳥、装身具のヒスイ勾玉、かなりオシャレです。土器にはクルミ、栗、ドングリ、蓮の実、銀杏越冬に欠かせない食料が確保された。

弥生時代の最大の集落も2200年たち何もな〜〜〜〜〜い。空間になります。

草原8131.jpg

この贅沢な広場、墓跡も発掘されました。

彼岸花8137.jpg

お墓といえば守りの花「曼珠沙華」が顔を出してました。根の球根に毒性がありネズミ、モグラを撃退する古代からの知恵は稲作の棚田を守ることで現代も多く残されている。


大仏さまが覗かれているのは歌い楽しむ民衆の姿をお見せして安心していただくための観相窓です。

ライブ前8065.jpg

心眼で見えたのは仲良く楽しく生きるために集うムラビトは・・・

堂本剛LIVEに全国から集まるオーディエンスの笑顔に

重なったのです。

自分の年貢(税金)のね、霞ヶ関行き先もとても気になる本日でした。



唐古・鍵遺総合サイト↓




作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2018/09/06
  • メディア: 雑誌



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