闘うドレープ [堂本剛]
2017.12.17
東京ドーム二日目
無理しても立たなければならない場所、でもあるんだろう自己更新20年連続56回目のコンサートです
本日天井席上段、上りに登り後ろには5席のハイポジション着席して驚いた。
昨日1階スタンドから眺め幻想的美しさを見たコロッセオなスポットに浮かび上がるドームで唯一オーディエンスが見えた席だった。
当然周りは明るくて落ち着かない、お隣ご近所が丸見えでカーテンのない部屋に住んでいる状態。
ダウンライトは暖色系なので落ち着いてはいられるのです真っ黒な客席の中で三階外周はホノボノです。
コンサートが始まり安定のフルオーケストラは変わらず突き進むオペラ序曲のような高揚感を掻き立てるオープニング・・・・おんなじ良き調べにウっとり・・・
二人の歌唱がスタートここからが昨日とは大違い
アニバ・・・
ス・ン・バ・ラシイ
何が変わった?
天井席のせいか?
PAシステム担当が変わったか?
残響音回収ができたのか?
2度の反響音が消せたのか?
音響対策を直接聴かせるスピーカーにしたか?
二人の声帯がパワーアップしたか・・・
ワカランのだがヴォーカルが珠玉です。
二人はもっともっと「音」にうるさく言っていいのです。
私たちのためにも・・・
初日参加したファンのツブヤキでも「オケが爆音」だとブーイングは見かけた
「二人の声のボリュームを上げて欲しい」とも
1日で音響チェンジに対応できるスキルが現場にあるのかはわかりませんが
昨日と同席なら判断がつくが3階天井席は大正解でした。
ともかくオレンジのダウンライトに包まれて背中から襲ってくる反響音ヴォイスも無く二人の歌声を全身で受け止められました。
スタート直後の
「あのドレープ幕もう10m上げてよ、スクリーンが見えねぇじゃん」
も
「どーせ金・銀テとは無縁じゃ」
も
「うっさい、絶叫コースター」
も
「寒くてコートぬげねえじゃん」
天井席クレームを引き下げた。
二日目の余裕はセトリも見どころの押さえも変わります。
ただひたすら「歌詞」の伝える世界を想像し音楽を楽しめるのです。
ゆとりついでフルオーケストラのチェック
指揮者 1名
ウッドベース 6名
チェロ 6名
木管、金管ズラーっと24名
ヴィオラ 6名
第二ヴァイオリン 10名
第一ヴァイオリン 12名
ハープ 1名
グランドピアノ 1名
ティンパニー他打楽器 3名
コーラス 複数名
バンドメンバー
バンマス:ベース建さん
ギター:どんちゃん
ギター 2名
トランペット 1名
トロンボーン 1名
サックスフォーン 1名
ドラム 1名
防振な双眼鏡じゃないのでザクっと100名近い楽団でした。
本日、名称不明な交響楽団と建さんバンドを引き連れ壮大な音楽会を堪能した!
みなと未来TANK、ピンスポを相手の一人パフォーマンス
あの時の「孤独」「不安」「暗闇」「無音」が伝わるダンスに倒れこむラスト
自然発生したオーディエンスの「起きてケリー」「歌ってケリー」呼び声
あれから15年場所は東京ドーム、華やかなライティング、セット、衣装、したがえるダンサーもなく
相手はフレームだけ「鏡」「自画像」「窓枠」何にたとえているのだろう
内省を見せてくれたのはたしかです。
10年前の「39イベント」あの時の未来予想図が現実になった。
布石なのです
Everything happens for a reason
すべて出来事に意味がある
すべて出来事に意味がある