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丘の上 [ココロ目]

久々に映画「繕い裁つ人」を見る。
ゼイゼイしながら本当に聴きたい音楽に逢いに行ってたことで思い出した映画です。
丘の上の「南洋装店」の頑固な職人ichieさんに逢いたくなりました。

公開当時の感想memo↓
登り坂を息を切らして百貨店の営業に通う青年や仕立て直しを頼みにセッセと丘の上に通う住人が印象的な映画でした。

繕い.jpg
今年再び見て「街の仕立て屋」主人公の祖母の葬列のシーンに胸を打たれた。
腕利の仕立て屋の祖母が亡なって彼女の仕立てた洋服を着て見送るために坂を上る街の人々。
街の人々が祖母の洋服を愛し続けることから引き続きその仕事を引き受ける孫娘。
装うことを大量生産で安価にはなったが愛着も薄くなった洋服を消費することに考え直させられるシーンでした。
今まで愛着のあったモノに命を吹き込む行動は「古着」「古道具」を再び生活に活かすことに通じる。
骨董品のように愛でる、集めるコレクターの自己満足とは違う精神の鍛錬が必要です。
古いから良いのではなく古くてなっても良いモノを見つける「眼力と美意識」を鍛える、スキルです。

音楽もだよ。
70年代の音楽だから古いんじゃなくて
アーティストの込めるモノを見抜く耳がいるんだね。
じゃなきゃ丘の上のあのハコには通えない。



めい.jpg
永野芽郁ちゃんクレジットはありますが、映画ホームページにも詳しい記載がありません。
もう一人のマリ役の少女の紹介はありますが後半、彼女の存在感と重要な役回りで出番がドンドンと増えて行く。
演技の計算ではなく等身大の想いが表現になり共感を呼ぶ良い例です。
このまま柔らかな女優さんになるのかなァ。楽しみです。
 さすがに今年の視聴では心臓の弱い沙莉ちゃんには見えません。。
 

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