抹茶色の道 [ココロ目]
抹茶色
日本の伝統色「抹茶色」
もともとアロマという切り口で生活習慣には取り入れてはいたし、お寺さんのお線香でも香木を身近に置いて香りの道も楽しんでいた傾向のある剛さんです。
伽羅、沈香、白檀系は慣れ親しんでいたはずです。
伽羅、沈香、白檀系は慣れ親しんでいたはずです。
日本三道の残すは茶道です。
剛さんのロケ番組が縁で辿りついた一保堂さん。
購入の羊年の新春用のお抹茶を点ててみた。
茶道ではお茶を入れることを「点前」(てまえ)と呼び「たてる」のです。
香道が香りを嗅ぐではなく聞く「きく」と呼ぶのと同じです。
まずは一手間、必ず茶漉しでふるいにかけてこします。
自分流だとお菓子作り用のステンレス製の粉振るいでサッサとこします。
小さじ1杯、茶杓だと2杯。
お湯は80度は熱湯を少しさましたものを茶碗の3分目。
茶道だと最初の一杯は湯こぼし布巾で拭いてお茶碗を温めておきます。
抹茶を茶碗に入れ、そのあと釜から柄杓でお湯を汲み優雅にゆっくりと大回りで茶碗に辿り着く頃にはお湯も程よく冷めてる勘定です。
鉄瓶から直接よりは湯冷ましで一旦冷ましてからの方が甘みがでる。
茶碗を左で少し持ち上げ、右にお湯を寄せて茶筅でアルファベットの「m」を繰り返しシャワシャワと点てます。
最後はひらがなの「の」字を描いて真ん中から茶筅を離すと中央がふっくら盛り上がり美味しげになる。
以上が「薄茶」です。
薄茶はお茶の葉っぱや急須もいらないエコな作法、しかもお茶を丸ごと飲めるので健康にも良い。
ビタミンCが豊富な飲み物で冬の風邪対策にもオススメで「薬」だと師匠に教えられた。
一保堂さんの通常のブリキ缶の底。
一手間って元々はこの国の日常で普通に行われていた事でもあり「道」として極めつくした美しい作法のことでもあると思う。
茶道の作法は無駄のない合理的な動きで、しかも美味しい一服に命をかける「道」です。
剛さんはいづれ茶道へも導かれる予感がするのです。
何故なら日本の「道」と呼ばれる残り「書道」「神道」は親しんでいるのですからね。