空の無限 [RADIO]
同じ経験をした人でないと解ってあげられない
でも解ってあげたいと想うことはすぐできる。
原稿やカンペを読みながらよどみない言葉を並べるより胸に迫る言葉だった。
理由は自分も同じ想いだからです。
20年前のテレビが流してた映像は・・・。
あの日は仕事のイベント会場近くのホテルから開催会場へ到着。
着々とイベント準備を進行するも関西方面のお得意様からキャンセルが続く。
何が起きたかも知らずに不思議がる会場にTVニュースを見るように会社から指示が入る。
焼け野原と廃墟の神戸が写し出された。
観ても理解はできなかった
「ここはどこの街。。。」
寸断されてる東海道線、その中でもルートを変え九州、中国のお得意様は東京へ向かってくれた。
疲れきって到着された皆様も状況が解らずにいた、あの日です。
自分もニュースで見る事くらいでしか理解はできない。
現地に赴いて手伝うこともしない。
できることの範囲は限られているジレンマと闘っている。
音楽という手段でパワーを送り出せる選ばれた剛さんはウラヤマシイのです。
このRADIOから送り出した楽曲は「これだけの日を跨いできたのだから」と「彼方」(タイムマシーン)
心が動くのには理由があるのだと本日の放送を聴いて想う。
「これだけの日を跨いできたのだから」9年前ヨコハマのTANK、LIVE帰りの道に人家の無い野っぱらで暗闇なのをいいことに仲間と大声で唄いながら駅に向かいました。
仲間のひとりは台湾へ帰国し、その他の友だちとも音信は途絶えた。
この曲を聴くとあのLIVE帰りのあの日と二度目のオーラスで会場中が合唱したことを思い出します。
同じ気持ちを続ける難しさと同じ環境が永遠はないこともです。
それでも「これだけの日を跨いできたのだから」この曲を聴くと瞬時に蘇るのは友の笑い顔と歌声です。
今日を境に「ニュースの中の真実」を見抜く眼と「寄り添う大事さ」考えさせられる。
もう一つは「何も見えない空」のはずが実は地球の裏側を瞬時に跨いでくること。
ブラジルのリスナーのメールは同じ堂本剛を応援する仲間が想像もつかない地にもいることを教えてくれました。
インターネットは「空」を飛んでいるのではないにしてもやっぱりFLYなのです。
大地は繋がってはいても想いを届けるテクノロジー はネットにはかなわない。
電波を飛ばし見えない波に乗せて真摯な気持ちを「声」に乗せて届けてくれるRADIOには、ネットもかなわない。