横浜から未来への伝言 [ココロ目]
行きつけのレコード店の女主人と会話していた。
横浜市出身のオーナーは80代で元気です。
日本のジャズは港町が盛んで横浜も関内、元町にJAZZのお店が集まってる
そんな話から横浜港や居留地の話になった。
自分:「こんど横浜スタジアムでLIVEがあるのですが、雨が心配」
前回の中止や昨年や前前年の中止と一度雨が降るとグランドが大洪水になる・・・
女主人:「あそこは戦争中は捕虜収容所だったのよ、戦後は進駐軍が野球場にしたの平和とか名前つけてね」
自 分:「なんだかそんな記憶あります」
女主人:「収容されてる捕虜を見て『可哀想』って言っちゃった親娘がね、特高に連行されたの」
治安維持法と特別高等警察のことだなと内心思う
「こういう話、あなた達が繋いでいってね、こんな恐いことが戦争中はいっぱいあったこと」
今日のこの国に似てるな「国会議事堂前画像付きツブヤキ」デモに集まった様子を見て思う。
TVでのニュースにはならないが、お袋さまも親父殿の二人も、何も言えなくなったあの時代を知っている。
女主人:「今のうちにご両親から沢山お話を聞いておきなさいね」
今も「レコード」にこだわりお店を開いている彼女の伝言は「音楽」ではなくこの国の未来でした。
雨がついてまわり、洪水になるハマスタをあらためて知らされた日です。
72年前日本中に「平和」の名前がついた野球場、公園、博物館が造られた。
今は名も変え、閉鎖で跡地にもなってるが「平和」の裏側には「戦争」が必ずあるのです。
戦争中は隣組という名の「助け合い」も隣同士で「見張り合い」にもなる、一度特高に連行されれば「危険思想保持者」この次はもっと怖いのです。
軽いツブヤキの事実があれば・・・その後は・・・・怖いのです。
「世界の片隅で」映画にも特高は登場します。
音楽を啓蒙手段とした代表で作詞の岡本一平は岡本太郎の父上です。
隣組
作詞:岡本一平(著作権消滅)
作詞:岡本一平(著作権消滅)
- とんとん とんからりと 隣組
格子を開ければ 顔馴染み
廻して頂戴 回覧板
知らせられたり 知らせたり - とんとん とんからりと 隣組
あれこれ面倒 味噌醤油
御飯の炊き方 垣根越し
教えられたり 教えたり - とんとん とんからりと 隣組
地震や雷 火事泥棒
互いに役立つ 用心棒
助けられたり 助けたり - とんとん とんからりと 隣組
何軒あろうと 一所帯
心は一つの 屋根の月
纏められたり 纏めたり