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世界の片隅の東京で [shamanippon]

この世界の片隅に、東京で観る。

天秤棒.png

映画の主人公と同じ青春を過ごした88歳の母と観に行く
アニメが嫌いで戦争モンが 大嫌いな母の見終えて最初の 一言は

「 今の時代の人に観てほしい」

実写じゃ辛くて耐えられない「戦争の時代」の事実がアニメだったことで救われたようです
作画自体がクラスの絵の得意な同級生が描いたようなホンワカした生徒の画風
絵日記風な進行が夏休みの宿題のような気持ちにさせてくれ安心して眼を見開いていた
19歳で嫁いだ母も同じような失敗と工夫で家庭を造りあげていたんだろうな、と想像すると微笑ましい主人公でした
鑑賞後は母が家事をしながら歌ってた「愛国の花」を一緒に歌いながら帰りました
子供のころは「掃除の歌」と思っていたが愛国少女の人生の苦難を心の支えにしていた歌だと教えられた
家を守り子を育てるファイターの歌で、1番と3番の歌詞をよく聞いた。

愛国の花

作詞:福田正夫
作曲:古関裕而
歌 :渡辺はま子

真白き富士の けだかさを
こころの強い 楯として
御国につくす女等(おみなら)は
輝やく御代の山ざくら
地に咲き匂う 国の花


老いたる若き もろともに
国難しのぐ 冬の梅
かよわい力 よくあわせ
銃後にはげむ 凛々しさは
ゆかしく匂う 国の花

勇士の後を 雄々しくも
家をば子をば 守りゆく
優しい母や また妻は
まごころ燃ゆる 紅椿
うれしく匂う 国の花

御稜威(みいつ)のしるし 菊の花
ゆたかに香る 日の本の
女(おみな)といえど 生命がけ
こぞりて咲いて 美しく
光りて匂う 国の花

原作者こうの史代さんの「夕凪の街桜の国」との出会いは原作本を友達からのプレゼントで頂いたこと

「この本貴方なら絶対好きになるよ」ってね。


苦手意識で避け続けていた「原爆」と対峙するきっかけは剛さんのE&EのLIVEで訪れた2度の広島公演
一度目は逃げた、原爆ドームを見ただけで先には進めなかった
その時に広島の友に「平和記念博物館は行って欲しかった」の一言と家族の被曝体験を聞かされた。

2度目、平和記念博物館の売店でこうの先生の漫画が並んでいた、迎えてくれるようにね。
その勢いで入館「水をくれ。。。」の文字から始まった実写を直視した。

どの時代も庶民は生活がありそのどれもが他人には「クスッ」て笑えるたわいない日の繰り返し
そのどれもが「かけがえのない日々」なんだを見せてもらった映画です

「またオススメがあったらひっぱり出してね」

高齢で気持ちが外に向かない母は電車に乗るの1年ぶりと笑ってくれた

本日真珠湾攻撃の日、ジョンの命日、そしてブッダが35歳で悟りを開かれた成道会でもあるのです
イエスの誕生日もめでたいが、仏さまにお世話になる身の私たちが祝うのも大事だと毎年思う日に
「この世界の片隅に」を東京の片隅で母と観た日が加わった

何で、このmemoに残すのか?

呉に嫁に行った北条すずさんの家の隣組に「堂本」さんがいるのです
慣れない水汲み、天秤棒のバケツは「堂本」さんちの借り物でした

知多刈谷堂本.jpg
知多さん刈谷さんそして堂本さんのおばちゃんたち
東京の片隅の映画館、ブン回されている二つの堂本バケツを大画面で観て笑いました。


 

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/10/12
  • メディア: Kindle版

 

 





この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)

  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/01/12
  • メディア: Kindle版



この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)


追記:森滝市郎博士の世界が認められたよ。
http://endli9cheri12.blog.so-net.ne.jp/2007-08-15-1
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