脚本が見えないドラマ [堂本剛]
MBS毎日放送OA開始3:29分スタート睡魔と闘う
リアルタイム視聴お疲れさまです。
平安結祈の堤監督とかわした演者としてしたいことのこだわり。
「演じているのかどうか解らないように演じたい」
演出と演技の境が見えない、というのはこのドラマなんじゃないかと。
脚本がないはずは無い。
全篇アドリブなはずは無い。
筋が無い訳では無い。
だがどうしてもその境が感じられないのです。
所詮ありえない物語をいかにもあるようにするのがドラマだとすると「天魔さんがゆく」はあり得ない物語が普通に進行している。
ユルいとは素のことなのか、綿密に構築された演技では無いように思いながらも、素が出てしまうあたりで混乱する。
何もしていない演技か・・・。
天魔:「だがな・・・うんこ白いねん」
の番頭さんのフォローのシーンがくすぐる。
旭:呆然として返事ができない
大覚:「ポイントわかんないことあるから気にしなくて大丈夫だから」
そのしっかり者の大覚さんの藤江れいなさんへのセクハラにハラハラさせられ、その手を払いのける天魔社長、
その後のバツの悪い役者さんの背後の素演技がくすぐる。
坊ちゃん社長のパソコンにも
オバケーシール
相変わらず小道具にこだわる
のは33分探偵とおんなじ。
陰陽師であり霊媒師,祈祷師
西洋だとエクソシストだね。
有限会社おばけ警備保障のルーツ伝統の家業をGHOST NEGOTIATORの肩書きへ変え、コーポレートアイディンティにて社名、会社のマークの改革に着手。
何よりの社の企業理念を「退治」から「説得」に一新し社会的責任を明確するという
いかにもありそうでまったく夢想な思いつきを脚本、監督、ディレクターそして役者さんたちが楽しんでいるドラマなのです。
たしかにいままでに無い、新しいです。
提供スポンサー明記のないようだし、深夜枠のこっそり放送だから遊べるのかな・・・とも思うのでした。
2013年「ドラマのTBS」として黄金時代のTBSドラマを復活させた今年、背後霊のような存在の「深夜枠」が挑戦している。