上野に逢いに行きましたpart2 [堂本剛]
運慶展
御目当は
平日で30分待ちで阿修羅像よりは早い!
改めてため息、興福寺さん国宝をぎょうさんお持ちです
不動明王に従う制多迦(せいたか)童子
このヘアスタイルに惹かれるのは現在の剛さんがロングヘアでこのスタイリングが可能なせいと
玉眼と呼ばれる水晶の瞳にも心を持っていかれるんだね
運慶が玉眼の天才なこと、作品の「納入品」は後世には目に触れない品々へも美意識を貫いたことを学びました
職人は名を残さないが鉄則の中「自己顕示欲」と見ていた運慶の署名入りは慶派一門を繋げたい遺言のように思えた
南都焼討で疲弊し無と化した奈良で復興へ弟、同僚の一門の総力でなし得た「奇跡の彫刻」の恩恵を受けてきました
緻密な小型レプリカの果たす役割は「海洋堂」で世界中に広まっているのも遺業です
四天王の手のひらサイズ、このフィギアが火災で損失した本物を時代を超えても復元を可能にした立役者だと思う
ほとんどの作品が運慶一人ではなく「チーム運慶」で「運慶かもしれない」なのです
作品デビューから晩年の単独作品まで「ひとりの偉大なアーティストと共同制作者の作品」が完成する裏側を見てきました
それはバンドメンバーを従え支えられてヴォーカルでプロデュースする堂本剛さんの音楽にもいえるんだとも思う
前回の阿修羅立像がジャニーズ系の小顔ガリガリ君だとしたら
今回の制多迦童子は武道派の凛々しくなで肩のポッコリ腹君でした
大和西大寺さんにも至宝アリ
大和西大寺重要文化財文殊菩薩騎獅座像従者、善財童子