昭和なカフェ [堂本剛]
待つ間が手持ちぶたさなので剛さんの最近の趣味
東京の「昭和」っぽい場所を探がしてみた。
第1回目
日比谷公会堂アーカイブ・カフェ
オノヨーコさんも来店するカフェです。
なんてったって曾曾じい様安田善次郎氏の寄付で東京市長後藤新平氏が設立した公会堂です。
左から3番目の扉がアーカイブ・カフェの入り口
由緒正しき昭和でしかも官立(公立)営業時間AM11時〜PM5時月曜定
トイレは無い。
外とは公園の公衆便所のことです。
立ち入り禁止エリアに囲まれ、へたに手を入れてない貧乏くささが良い。
この階段も観音竹で遮られた奥のエリアも入れない。
従業員さんだけが行き来してます。
ソファは日比谷公会堂楽屋の払い下げ、喫茶スペースの椅子もオンボロで壊れているのに座ってヒックリ返りそうになる。
でもね、苦情が無いらしい。
なのになのにコーヒーはいい味だし非常食のような堅パンは今時のフワフワ空氣みたいなのとは大違い。
しかも、コーヒーカップはハンガリーの名品「ヘレンド」で出てきた。
このチグハグさがたまんない。
しかも正統派ビクターの蓄音機でSPレコードを回してくれるのです。
閲覧自由な昭和の「アサヒグラフ」とか日比谷公会堂のアーカイブが無料で見られるギャラリーです。
隠れ家的空間にはファンも多いらしい。
ポータブルステレオです、現役かどうか聞くの忘れた。
レコード、テープ、CD、RADIO(AM/FM)コロンビアなんでMDが搭載されてない、残念。
でもって来年修復工事中は閉鎖が決まっているのでこのカビ臭さは今しか味わえない。
昭和の耐震構造ではそれも仕方のないのです。
早くしないと昭和な場所が消えてゆく。