LIVE最終日の夜明け [shamanippon]
ラカチノトヒLIVE41回公演
最終日の夜明け
今朝はマガモくん達がいないので
ship道路脇に咲く雑草の花です。
名前も知らないが逞しくフェンスに沿い咲いていた可憐な花たち。
この花も忘れられないshipと共に記憶される。
初日は真っ白だったshipのテントに灰色が目立ちます。
キョウモスデ二、アツイ。
shamanippon ラカチノトヒ最終日エントランス参加レポ
7月29日エントランス組レポ
ツイッターを見る限りでは続々東京、愛知、北海道からもチケ無し、音漏れ覚悟のツブヤキを見た。
予想してた通り、どうみても通常の数倍、500〜600人、会場と同数のファンが集合してます。
しかも天候が怪しい、若草山上空は黒い雨雲が立ち込めている。
「雷」がとどろき、しかもshipへ近づきつつあるのです。
これだけの音漏れ組の人々を雨を凌げる場所は無いのです。
突然、拡声器を手にした男性スタッフのアナウンスが始まりました。
今まで立ち入り禁止の砂地エリアに集まるようにの案内でした。。
「最終日のこれだけの多くの皆さんに来て頂いたことで特別企画を実行します。
エントランスの中でのLIVE参加おこないます。
モニターによる会場内の映像、音声も解放して参加頂けます。
人数に制限があること、入場がlive開始中になり最初から参加出来ないこと、終了も早めに退室して頂くことを理解した上で4,000円にてご入場可能です」
この降って来た幸運に大喜びに音漏れ組、遠方からの参加者にとってはサプライズ企画に湧きます。
体力の消耗を考えると本当に有り難い企画でした。
結果は抽選で引いた番号によりエントランスへの入場は400人弱、外での音漏れ組は240人ほどになり外組も通常のLIVE日と変わらないスペースを確保しての参加になったようです。
抽選枠に合格しエントランス参加を果たしました。
中央の三台のモニターを何重にも当選者が囲み熱い想いで見つめてます。
中央固定カメラですがステージ全体を映し出してます。
音声は天井のスピーカーでかなりクリアに聞こえます。
入場した時はモニターでは「未来への忘れ物」のちょうどは曲紹介のMCからの参加でした。
想像が既成概念を打ち破る瞬間をお伝えします。
メンバー紹介が始まりました。いつもと変わらぬメンバー個々のパフォーマンスです。
固定カメラから外れたシーンを追いかけることはありません。
状況の解らない中、開いた左の扉からスティーヴさんがひょっこり顔を出します。
前方エントランス組の大歓声が起こります。
咄嗟の出来事で呆気にとられているうちに会場内にスティーヴさんは戻られます。
つよ散歩の映像も当然固定カメラから見切りエントランス組にはまったく見えません。
ステージ上のメンバーは映し出されてもスタンディングのオーディエンスの中を歩き回るの剛さんはまったくカメラでは見えないのです。
そんな状況時、右の扉が突然開きます。
絶叫と興奮でエントランス組の導火線に火がつきます、そしてエントランス全体が揺れます。
まさかの剛さん本人が姿を現したのです。
しかも扉から出ず台の上でSGを休まずプレイを続けて会場内と変わらないオーディエンスの顔を見つめていきます。
一斉にしかも冷静に駆け寄るエントランスのオーディエンス。
駆け寄らず、この場所に近づいてくれたこで満足してた自分を含める出遅れ組。
扉の陰にいることだけをイメージして扉を見つめます。
でもね・・・顔だけを前に突き出しエントランスの隅々まで見回してくれたのです。
その行動は、全身全霊を込めた「想い」が無くてはできないのです。
エントランスを離れ会場内に戻るころには扉に押し寄せた集団がもといた位置に粛々を戻る姿を見てて「まじめで律儀さ」を見ました。
他人の置きっぱなしの荷物を踏みつけることもせず駈け寄る冷静さと同じです。
再び閉じられる扉。そんな中にエントランス組に熱い行動する一団がいました。
時の氏神です。
二十代の彼女たちの熱いコールが固く閉ざされた扉を開けさせたのです。
「みんな一緒に歌ったほうが面白いでしょ」
「ブロックを3っに分けてね」
「一番むこうブロックとここ、シャーマンにっぽんイエーイエー」
「真ん中をイエーイエーイエー」
「あ〜ニッポン ニッポン」
「一回目はこっち、すぐイエーイエーイエー」
「イエーイエーエ-エーが君たち」
輪唱レスつきの即興を指示する会場の流れに
「エントランスは〜」の入れて欲しいコールが起るのです。
「エントランスは、あーニッポン・ニッポンにしよう」
誰もが考えもしなかった奇跡の瞬間の灯をともします。
会場内の輪唱にエントランス組の参加が決まります。
扉は再び開け放たれ
「あ〜〜ニッポン、ニッポン」
この短い叫びにエントランス組は会場組に負けない祈りを込めて叫び続けました。
そのパワーに会場内にどよめきがおこります。
「エントランス、興奮してるよ」
そして始まるジャムセッション。
「ためせるかどうかどうか解らないけど、やらして貰いたいことがあって・・」
「外にも250人位いる時間的に大丈夫な気がする。外の人聞こえてるかな?』
「外も入れちゃおう」
エントランスは大歓声です。
「業務連絡、扉を全部開けてください」
「エントラスのみなさんは外の人にも説明してあげてね」
LIVEオーラスで一番感動の瞬間です。
明るい光が夜のship前広場に向かって一直線に放たれます。
全ての扉が開きステージをさえぎるものが無くなった瞬間です。
その状況を眺めている私たちの驚喜は最大MAX.
泣く泣く残してきた友、お仲間さんの歓喜の顔が見えた気がします。
練習をします。
かすかに聞こえてくるのです、外の歌声が。
今日会場の中にいる人はエントランスの人を抱きしめ、
エントラスの人は外の人を抱きしめてあげてね、
「シャマニッポン・イエーエー OH OH OH」
剛さんメインのメロウな歌い上げがエコーを伴い始まります。
それからは会場→エントランス組→音漏れ外組の
「あーニッポン・ニッポン」のウエーブです。
「Everybody swinging」
ラストは全員の大合唱に剛さんのシャウトが響き渡り終わる。
「最後の最後にこんなに盛り上がる曲が誕生して嬉しい」
「LIVEではチョー盛り上がるね」
この感動は音漏れ外組→全国自宅参戦組に繋がるんだと思うと嬉しくてたまりません。
すばらしい剛さんの直観力とスタッフの連動力にエントランス組は正面の扉横に待機する男性スタッフ、
jmのパスカードを下げたメガネの女性スタッフに最大級の拍手をありがとうを送りました。
女性スタッフが「二コッ」て微笑んでいます。
「これから外の扉開けっぽなしでSUNK you歌います」
今回の音漏れ参加のファンの想いが想像以上のカタチをヒトのチカラが実現させたのだと思います。
最後に追記です。
通常は全メンバー横並び一直線のフィナーレは赤い円形ステージの上で行われました。
剛さんのリクエストです。
一段高い位置に登ったことでステージ上のメンバー全員がエントランス、会場外まで見える高さになったのですよ。
オーディエンス全員を思いやる剛さんの気持ちの深さにどんなにカンシャしてもしきれないです。
最終日も含めて、行動しないことには感動にもめぐり遇わないことを学びました。