オトナが何を残せるか。 [RADIO]
Fashion&MusicBook bay fm78
2012年7月7日放送
アイドルを出さない今の自分を見てファンになった若年層リスナーからのメールが続く。
そのメールの中のあどけないくらいの剛さんへの憧憬を綴るメールを聞いていると感じるものがある。
今日のように、最近のファンになった事実を多く知らされることで同じオトナとしても感慨がある。
悪知恵の働くオトナは取れないはずのLIVEチケットをあの手この手を使い入手し、複数回参加する。
それは民主主義の自由競争で身についた自己実現への行動。
欲しいものは何としても手に入れようと努力する事を正当化する。
その姿は「おばはんは厚顔無恥」と化してることを自覚しなくなる。
自分さえ良ければ他人の不愉快への配慮がなくなるのです。
成りたくないないオトナになっている。
十代の生の声、この国への自分の意見を乗せてる「電波」が無い。
自分はこう思う・・・と今思っている伝える、真面目な話をする場はラジオであり、紅縁会でしかない。
ジャニーズという事務所で音楽をしているだけ。
現在の姿だけでファンになる。
ラジオを聴いて堂本剛を好きになる。
新・オーディエンスの台頭なのです。
デビュー当時から応援するファンとは異質な感覚を持つ「新・オーディエンス」です。
一ちゃんもKinKiKidsもドラマの中の青年像も持たないファンです。
「新・オーディエンス」の存在、そのことを同じLIVE会場で共存していることを忘れていた。
会場で拾う生のオーディエンスの声は最近ファンになったリスナーの声に聞こえる。
古いファン、最近好きに成ったファン、区別はつかないのにです。
古いファン、最近好きに成ったファン、区別はつかないのにです。
皆、LIVEへ参加できた事への喜びが真摯に伝わってきた。
「堂本剛が好き」この一点に関しては何も変わらないファン。
RADIOでことの外若いリスナーのメールを拾い上げるのには「新・オーディエンス」の存在を知らしめようとする意図が感じられた。
そのことが「アイドルでメッセージを歌う」のは決して特別でない普通の現象なのを訴えている気がして成らない。
それは長年応援し続けている自分を含めオトナなオーディエンスに「厚顔無恥」なオトナになるな、
未来を任せる若年層を温かく見つめ、そして真実を語れるオトナを見せようそう呼びかけているように思えた。
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