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奈良お食事編 [shamanara]

shamanippon的ガイドmemo

 奈良町で食べたいもの

3年前、奈良町を歩き続けて空腹になり、食事にはファンおなじみのカナカナさんへ行く。
満員御礼、順番待ち長蛇なのです。予約無しでは無理なのです。
そのまま横目にやり過ごし、国道169号線に突き当たり、目に止まった店で昼食を頂きました。
 
鶏飯食堂(けいはんしょくどう)HABUSU
奈良市福音院町31-2 TEL0742-26-8299

「鶏飯ニワトリご飯?」メインの食事はそれしか無いのだ。
じぇんじぇん解らないまま注文,となる。

それが美味しい。
真夏の炎天下、クーラーの効いたお店に入りたい一心で選んだお店だというのに・・・。
大当たりのお店でした。
鶏飯(けいはん)は奄美大島のもてなし料理だそうです。
鶏の千切り、錦糸玉子、薬味にパパイヤの漬け物、島みかんの陳皮、ネギ、椎茸、味付け海苔・・・
それらを初めはご飯にまぶしそのまま、次にご飯にまぶしてワサビを効かせて、最後に鶏ガラスープでお茶つけで食べる。
奄美大島のひつまぶしのよな食べ方をオーナーが丁寧に教えてくれた。
奄美で修行したオーナーが奈良町で開店したお店、
「嫁さんが奈良町なもんで・・・」だそうだ。

そのとき感じた「カナ・カナ」さんの繁盛は他のお店にとっては「一人勝ち」なんじゃないかな〜と。
ちょっと目を外せばこんな美味しくて、お店のゆる〜い温かさが心地良いお店がある。

暑さにへばってた胃にも大変に優しいランチでした。

あれから3年、2012年もカナカナさん、春鹿さん、に新たに「そば屋さん」も
加わり剛さんファンで大にぎわいのエリアです。

懐かしい「奄美のもてなし料理」にまっしぐらです。
HABUSUR0153541.jpg
路面に店構えてる間口の外観は大きな食堂に見える。
中に入るとすぐ行き止まりテーブル1個が縦に一列に並んでいるだけ。
変な店で、やたらと細長い。

2階にも席と小部屋があります。
HABUSUR0153542.jpg
入り口は貼付けたみたいなフラットなドアです。
奄美っぽい、行ったことはないけど・・・どこでもドアみたいな青いドアです。

鳥飯R0153551.jpg
鶏飯セット:1000円
特性落花生製「ジマム豆腐」500円も付けました。
珍しい単品料理もオンリー奄美大島
ビールもオリオンしかない。
箸置きの珊瑚のかけら、鶏ガラスープの鉄鍋にアルマイトの玉しゃくし、民宿の朝みたいな海苔。
おもてなし、パーフェクト。
パパイヤのカリカリ感とみかんの皮が食欲をそそる。
ちょっと濃いめのスープ(いい味出してます)で大盛りご飯をペロリ平らげました。

奄美大島といえばスティーヴさん、ありましたポスター。
ハシケンさんとのセッションです。
このハシケンさん河瀬直美監督作品の音楽をほとんど担当しています。
『美しい日本』のBGMを聴く限りは納得の大和こころをお持ちの方です。
自分的には何故奈良出身の剛さんにオファーをしないのかギモンに思っていた。。。
彼の存在がある限りは・・・河瀬作品との実現は無いかな・・と。
そのハシケンさんと、スティーヴさんの縁はRADIOでも話されていました。
ここでもスティーヴさんはキーパーソンなのですね。
奈良はぶナイトR0153543.jpg
7月16日(祝日)奈良ビバリーヒルズでLIVEです。


シネマな奈良町
お豆腐がたべたい。

2010年公開の「マザーウォーター」という松本佳奈監督の映画がある。
京都の市中から離れた川と疎水のある町でウィスキーバーとコーヒー店と豆腐屋を経営する
女性3人の日常を淡々と切り取った映画です。
その中のもたいまさこさん演じる「マコトさん」が毎日ひょうひょうと散歩してするシーンがあります。
mw豆腐.png
映画『マザーウォーター』より
散歩の途中でマコトさんが市川実日子演じる「ハツミさん」に豆腐を店先で所望するシーンがあります。

mwゆ.png
映画『マザーウォーター」より
銭湯の店主とバイトのジンくん、銭湯の店さきのベンチで話をかわし合うシーン。
そのふたつの「シーン」をこの奈良町で見つけた。
古都ということ、水に恵まれた町の庶民の生活を
奈良町という注目の観光スポットに見つけたのです。

「このお豆腐が食べたい」三年前に見つけたお豆腐屋さんです。
次に来た時はお醤油と薬味持参でこの豆腐さんに頼んでみよう、マコトさんのように、
店先に縁台が出るようになるのかもしれない。そんな野望を持ってしまった。
それほど水底に揺らぐお豆腐は奇麗で、涼しそうで、美味しそうで、
懐かしくて涙がでそうなくらい感動した。
R0153561.jpg

東京で買う「お豆腐」は窒息してます。
がんじがらめにパッケージされ苦しそうです。
ここのお豆腐は奈良の美味しい水の中で泳いでます。
今回も勇気と用意が無くて言い出せなかった。

津田豆腐店R0153562.jpg
津田豆腐店さんです。TEL0742-24-2388 

「ここでお豆腐食べてもいいですか?」
って言ったら、おばちゃんどんな顔するかな・・・

奈良はぶナイトR0153543.jpg
 
津田豆腐店さんから少し先にある稲妻温泉。 
奈良市南城戸町25 TEL0742-23-1260
 銭湯R0152404.jpg
本日の暦湯は「よもぎ」暖簾も季節で模様替え
 
火蛍.jpg
 河瀬直美監督2000年作品『火垂」にも登場する銭湯ででした。

「ゆ」の暖簾の左にベンチがあります。
ここでドリンクポートで飲み物買い、一休みしていると耳に入るおばぁちゃん達の会話が楽しい。
どうやら奈良市ではお年寄りに無料入浴券を配布しているようでその券をお互い融通し合ってます。

「余るからあんた使ってよ」
「いいっていいってわたしもたくさんあっからサぁー」

可愛いです、奈良のばぁーちゃん。
銭湯でお仲間さんと無駄話も楽しみなんだね。

こんな風景、見なくなりました。
もしくは気がつかないままやり過ごしていました今ままでは。
町に住む人の視線になるのはこの奈良町独特のものです。
普段着で、日常で、ありのままにさせてくれる町です。
観光客というよそ者になったとき見えなくなる風景です。

奈良町の「食」は普段着がいいな、そう思う町です。

奈良は直感で動く。

だよね。


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