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☆の距離 [shamanippon]

 ☆の距離その遠さ

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だいぶ以前にケーブルTV「市民放送大学」でメートル法について講座があった。
世界共通の国際単位系のメートル法導入については1mの長さに異差が無いよう厳しく規定がある。
旧時代の物差し、木材、竹材、鋼鉄に至っても温度、湿度で長さ1mに狂いが生じる。
そこで採用されたのが「光」
光が伝わるは速度は世界中どこでも同じで1mがキッチリ尺度として統一される。
「1秒の299792458分の1の時間(約3億分の1秒)に光が真空中を伝わる距離として定義されている。
 言い換えると、1光秒の299792458分の1である」

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鋼鉄のメートル原器の時代から光スケールへ、そしてこの国では1991年に日本工業規格(JIS)になり光メートルがとって換わったのに興味が湧いた。
 
剛と光なんだか示唆があるなぁと。
 
古風で生真面目な剛さんと高速マシンの世界に夢中の相方の個性が被った。
その日本の古風、尺貫法を排泄しメートル法に切り替える時、異論を唱えたのが永六輔さんです。
昔気質の職人を支援することからメートル法一本では不都合が生じるのが理由。
 
当時は関心が無かった。
 
職人と尺貫法の重要性は奈良を巡るうちに何故、永六輔氏が抵抗したのかを知った。
1300年持ちこたえてる建造物はすべてメートル法での技ではない。
建物以外、和服、家具いたるものが尺なのです。
東京スカイツリーのアイディアのもと、五重の塔も尺なのです。
その重要な文化遺産を残す「伝承」を捨てたのです。
置き土産がありながら近寄れないのです。
 
米英はフィート、インチ、ヤード、マイルを捨ててない。
アメリカにいたってはメートル法も施行していない。
 
その講座の最後にかなり年配の実直そうな教授に問いかけがあった。
 
「あなたにとって距離とは何ですか?」
 
「 あこがれへの距離です。
 スターと自分には距離があり、その長さが憧れへの距離なのです」
 
なんともロマンティクかつ専門分野をべ−スにしたココロに残る回答でした。
 
☆には近寄れない、今見た星の光は何億光年前の煌めきが地球に届いてるだけ。
すでに今頃は「星」としての生命を終え微塵もないのです。
 
教授は「宇宙の星」と「銀幕のスター」をその距離の長さを表す、とした答えでした。
 

七夕の今日、星は望めない。
天の川も今だ見た事がない。
 
地上に降りたつ☆をも見る事はでき無い。
 
 

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