声が超える [LoveFighter]
立川シネマシティ
極音上映だ。
音も凄いが映像でもメッセージを感じる・・・冒頭ローレスロイスのボンネットマスコットの大写しがある。
その時点でこの50年で大英帝国と植民地の時代の逆転が脳裏に走る。2018年11月BMW傘下のローレスロイスが正規ディラーのムンバイから販売、インド市場に50年ぶりにカムバックしローレスロイス単体で878台の業績をあげてる。世界一の高級車が世界で一番売れているのがインドなのです。1970年代のロンドンで格差でうめき声をあげるシーンはそこかしこです。それでも変わらない「音楽業界の壁」「CDの販売不振」「聞きたい音楽がない」「ヤラセのと中傷のTVメディア」それらがキッチリ描かれている反面、怒りのはけ口が乱痴気騒ぎとドラッグその辺を映画では曖昧なボカシで仕上げている。
つながっているオーディエンスはLIVE会場・・・その実証がこの映画の「ウェンブリー・スタジアム」21分シーンで本日の極上音源なのだ。
70年代は良かったそういう構図となる。自分大してクイーンに思い入れがあるわけでないのに「真面目に自分の音楽」を追求しているアーティストに同情したくなるのです。その引き金を引いたのが「極音上映」で聞いた音楽が余りのにもリアルな故です。
劇中TV局の方針に従い「口パク」を強要されTV画面から流れた音が自分の耳が覚えていた「レコード盤」のあの声、演奏だからです。あの頃日本公演で彼らの生演奏に参加していればさらにココロが揺さぶられたに違いない。
好きの創らせてあげなよ、パフォーマンスは創り手のモノなんだからね。
LIVEの場を用意してくださいよ、オーディエンスは待っているんだからね。
ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム<25周年記念スタンダード・エディション> [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- メディア: DVD
Made in Heaven (2 CD Remastered Deluxe Edition)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Hollywood Records
- 発売日: 2012/02/07
- メディア: CD