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逆回転劇 [堂本剛]


アナザーストーリーから
理数系男子
自分も「家庭用品」含む製造業の仕事でいわゆる一部上場では「科学業界」でくくられる企業です。
販売、広報、宣伝、商品開発の「本社機能」がいわゆる文系なのに対して研究所は理数系、しかも博士、修士のプロフェッサーがゴロゴロいる集団です。
その独特集団は「白衣」という無機質で個性のないファッショナブルとはほど遠い白い鎧の集団でした。
実際退社時はほとんどジャージか日常着で、白衣を脱ぐ私服は普通の人たち。
その中で文系の力を駆使しないと伝わらない理数系が「香料」を研究する集団でした。
香りのイメージを他人に伝えるにはかなりの表現力とボキャブラリーつまりアーティストの才能がないと他者に伝わらないし作品にならない。
商品開発会議でレシピを元にプレゼンするには膨大な香料分析の裏を固めた実例とそれを表す「イメージワード」がいるのです。
自分の企画で新商品を作り上げるためにペアを組んだ担当の研究員さんにテストされた。
惨敗です。
「どんな鼻持ってんじゃ」内心500はある香料を言い当てる,
テストは最初に覚えさせられた十個ほどの特徴ある香料をかがされ時間を置いて答えさせられる。
まったく正解しない。
素人の嗅ぎ分けのいい加減さにガッカリです。
でもそれが大学で大学院でそして就職してもなお「鼻」を鍛え上げた続けてるプロなのです。
しかも香料の化学式だけではなく「言葉の感性」の感度もすこぶるいい。
自分のイメージを伝えると「ブレンド」して数個のサンプルを用意してくれるのです。

白い壁、雑多な研究用具、電子計量器に乗せられたビーカー、レシピをメモするノート。
このシーンで一気に企業の中の小さな科学者「青年」を見つけました。

白衣という仕事着からスーツに着替えデートへ急ぐロッカーツーム。
突然の激痛、遠のく意識、嗅覚というもっとも大切な機能が破壊する。

二年前の発病の瞬間に立ち会わされた視聴者です。

病名と余命宣告を受けた直後、東京の片隅、高架下の河川公園に繋ぐ階段に座り込む。
雨を避けることもなく号泣は土砂降りの雨に紛れ込ませていた。
突然差し出されるビニール傘で「雨音」が変わった。
うつむいた顔を上げ覗き込む「浮浪者」の顔と折れて不細工な透明の傘を見た。

全身ずぶ濡れの青年の目には「世捨て」が見て取れた。

土砂降りの出逢いから「浮浪者」「捨て猫」の二人のあいだに二年の時が流れる。


「雨に唄えば」を口笛で吹きながら「青年」は東京のリバーサイドに現われた。
墨田川R0161328.jpg墨田川R0161573.jpg
雨に唄えば
作詞:アーサー・ブリード
I'm singing in the rain
Just singing in the rain
What a glorious feelin'
I'm happy again
I'm laughing at clouds
So dark up above
The sun's in my heart
And I'm ready for love
Let the stormy clouds chase
Everyone from the place
Come on with the rain
I've a smile on my face
I walk down the lane
With a happy refrain
Just singin',
Singin' in the rain

Dancin' in the rain
Dee-ah dee-ah dee-ah
Dee-ah dee-ah dee-ah
I'm happy again!
I'm singin' and dancin' in the rain!
I'm dancin' and singin' in the rain...

[Additional Verse]
Why am I smiling
And why do I sing?
Why does September
Seem sunny as spring?
Why do I get up
Each morning and start?
Happy and head up
With joy in my heart
Why is each new task
A trifle to do?
Because I am living
A life full of you.
なんで笑っていんだろう?
なんで歌っているんだろう?
なんで九月なのに
春のようなんだ?
なんで毎朝目覚めると
幸せを感じて
喜びにあふれて
なんで新しい仕事も
わけなく出来るんだろう?
だって 
君のことをいっぱい思って
生きているから


コノ詩ノキブンナンダネ。

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