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台詞劇 [ココロ目]

NHK BSプレミアムドラマ
プラトニック
母子像upDSCN1164.jpg
作者:宇賀地洋子さんhttp://www16.plala.or.jp/ugati/
俗物のカタマリ望月和久さん
物語の進行で狂言回しを演じてるのが沙良さんの弟の和久君です。
主人公を二人を寡黙にするためにも弟の立場からペラペラ聞いてもいない状況を台詞で喋る、喋る。
第一話から大体の登場人物の置かれて立場が解ります。
ドカンと来た和久君の台詞
「女は子供を産むと図々しくなる」

「嫁が機嫌が悪いといい事は何ヒトツない」

これだけ女性の反感を買う言葉で毒づくのだけど好感度俳優の小泉孝太郎が喋るとなる(演じる)と「クレーム」はつけらんねだろうなぁ。
世の女性を敵にまわす台詞までには至らない愚痴なのです。
世の亭主さんには「アルアル」だろうけどここが冒頭の沙良さんがナレーションする「子供ができても男の人は延長線上にいるが、女はそういう訳にはいかない」に繋がる。
明治、大正、昭和20年まで「良妻賢母」教育が徹底していたが「良夫賢父」なる言葉は聞いた事がない。
「良妻」よりも「賢母」を選んだ沙良さんとしては、言い古されたコトバ「母は強しされど女は弱し」を連想させる。
良き夫や子育てする父親はジョンレノンのハウスハズバンドが登場するまで市民権はないのです。
和久さんはいずれ反抗する我が子に向き合えず「嫁」に向かって
「お前の教育が悪い」
「お前に似て言うことは聞かない」
この言葉を平然と投げつけ「でっかい喧嘩」をするのが見えるのです。
つまり真の賢い父親を放棄した代償が我が身に帰ってくる。
妻も自分より「姉が大事」とする夫の和久君を感じるから不機嫌にもなるんだと思う。
俗物の人物配置は和久さんに任せているようで次回予告でも「世間体」が炸裂の俗物のようです。

順守第一「医療の現場から・・・」の代表が担当医倉田医師です。
守秘義務と言いつつも漏れ漏れなのはリアルで医者も「人間」なのを匂わす倉田先生です。
聖職だったお医者さまも「セカンド、サードオピニオン」が当たり前の平成です。
医者さまも患者から信頼されてない現状と抜きん出た名声を必要とされる企業の領域となった「総合病院」の代弁者で登場です。
謎は病院の屋内では患者の母親を「望月さん」と名字で呼ぶのに対して屋外に連れ出した屋上シーンでは「沙良さん」と名前で母親を呼ぶ。
名字か名前かどちらで呼称するかは大問題です。
その距離間でいえば危険領域を感じる距離です。
何かあるとしか・・・しかも・・・かなり優遇されてるポストを蹴って日本に留まる名医らしい・・・先生は俗物以上の執着が隠れてる。
モラハラに近い何かです。

第一話から世相で取り上げられる社会問題が満載な展開ですがすべては青年のひとこと

「ケッコンシマショウ」
「トシシタハニガテデスカ」
この二言で大混乱、
と沙良さんの否定でも肯定でもない「曖昧な口元のほころび」
何よりも・・・

エンディングの台詞無し「アナザーストーリー」の数分でぶっ飛んでしまった。

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