SSブログ

鬼子母神 [ココロ目]

鬼子母神
20140522DSCN1265.jpg
唐組と遭遇で、紅テントが目の前に現れた。
唐十郎代表作「桃太郎の母」は21年ぶりに新宿/花園神社、そして明日からはこちら雑司ヶ谷/鬼子母神境内で上演。

20140522DSCN1304.jpg
アングラ四天王の唐十郎、健在だったんだね。
4月30日のカルメンマキさんのツブヤキで寺山修司夫人だった九篠今日子さんが亡くなられたことを知った。
マキの代表作「時には母のない子のように」は寺山の詩です。
九篠さんは寺山修司の没後も寺山ワールドを後世に伝える活動をされてたようだ。
アングラ、っていうと「母親」と思いつくぐらい作品の題材と作品の人気が一致する。
寺山の代表作「毛皮のマリー」「心毒丸」そして目の前に出現した唐さんの「桃太郎の母」
プラトニックの第一回目放送を目前にしてこの「母モノ」、しかも場所は「鬼子母神」です。
20140522DSCN1288.jpg
平成の時代ではアバンギャルドが旗を振りかざして通れなくなった。
東京のエアポケットのような雑司ヶ谷で「母モノ」はひっそりと続いてた。
プラトニックは野島作品の中でも「母モノ」になる。
「コンビニエンスストア」という場所は唐十郎の「コインロッカー」に相当する異次元へ入る扉です。
コンビ二がなぜ扉なのか、貧困と育児放棄の匂いを感じることがある。
ニュースでしか目に触れない社会の問題を「コンビ二」にはあるからです。

以前コンビ二で目撃した親子の会話
ママ:「今晩の御飯はどれにするの?」
子供:オニギリの棚を指差す僕とおねちゃん
ママ:「朝ごはんのパンも選んで来てちょうだい」

ニュースでは唯一栄養源は学校給食で夏休みが明けて登校する学童の中で激痩せ児童を見て家庭内環境を把握するとあった。
ドラマ、プラトニックのあらすじの中にはすでにネットカフェ難民状態の「謎の青年」
「品格を重んじる訳ありホームレス」と「廃棄処分のコンビ二弁当」
「コンビ二の万引き」社会片隅に追いやられた現実の裏社会「アングラ」の匂いがあちこちにある。
世相をフンダンに取り入れるのが野島伸司の「ホン」ですからね。

現実を現実視し感動を引き寄せる昭和のアンダーグランドの「母モノ」をこの鬼子母神で出逢えたこと鬼子母神の由来とあわせても不思議な気持ちになった日だった。
BSドラマ「プラトニック」がドラマの変革の先鋒「アングラドラマ」になりうるのかな・・・と。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

ギャラクシージャックスタジオP ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。