星めぐりの歌 [ココロ目]
BGMという挿入歌
先週のココロ見視聴後の番組「〜歌ってくだけろ〜男子会」に大好きな所さん、大好きな民生、にトータス松本さんの音楽談義なので見てしまった。
トータスが提案した「蓄音機で聴く」では民生も所さんもコメントもできないくらいの感動していた。
電気を使わないで木箱から流れるSPレコードの威力でノックアウトでしたから。
その時出た話「音楽観賞」という聞き方が無くなったね、と指摘するトータス松本さん。
CDとコンポで手軽に室内に音楽を聞くようになってから世の中の音楽がBGM化してる。
何か別の行動をしながら頭を通過する音楽ばかりになっていると。
心して向き合い音楽を体に取り込み観賞をするという風潮が無くなっていくのが淋しい。
そこで登場したのが「蓄音機」でした。
針を落とし流れたのがElvis Presley「Heartbreak Hotel 」のSP盤
心臓を鷲つかみされるんだよ。
まったくもって同感。
ドラマの挿入歌(本編中に流される音楽、歌)として「電」が登場(Episode6テニス教授シーンかな?)してからBGMが気になり始めた。
バックグランドミュージック化するニッポンの音楽シーンでBGMが感動を連れてきたのがNHK連ドラ「あまちゃん」
夏ばっぱさんの登場シーンには「星めぐりの歌」が流れていたのだ。
宮澤賢治作詞作曲の名曲です。
イントロを認識した時点で賢治の思想、物語が被りドキンとしたのです。
YouTubeでも数多くアップされてる「星めぐりのうた」ですが、探したのはシンプルで鼻歌のように傍にいてくれる音源。
セロ弾きのゴーシュにあやかったチェロ版、フルオーケストラ版、シンセ版色々あるけどけど探してたオルゴール単体音源では見つからずこれが気に入りました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
空気の振動を土器に反響させるだけ、声を体で反響させるだけで歌うシンプルさが似ているのです。
自分が剛さんの音を聴くようになったのも「向き合える音と声」が届くからです。
作品に音楽を提供する既製服のような音楽ではなく作品を磨き上げる「挿入歌」にする、オートクチュールには相当の覚悟とイマジネーションがいるんだよ。
拓郎が映画のサウンドトラックに触発され、剛さんのバンマス十川さんがイージストリングスオーケストラに尊敬の念を持つように「BGM」で聞き流すことの出来ない音楽もあるのです。
あまちゃんのサウンドトラック盤が世間から熱望される理由が解ったBGMだった。
夜空には夏の大三角
白鳥座と琴座・鷲座の間△クンの視線の先は赤い目玉の蠍座です。
星めぐりの歌
作詞作曲:宮澤賢治
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
私たちファンにとって
ときのめぐりの めあて。は剛さんです。
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