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知るひととき。 [shamanara]

稲R0152294.jpg
撮影場所:春日大社 万葉植物園 古代米

今年、20年に一度の式年遷宮、ということで"お伊勢さん”特集が目につく。
BS系で二つの特集番組を見ていて感んじたのは、

 ニッポン人なのに何も知らない自分でした。

断片的な記憶が思い出され繋ぎ合わせながら納得しきりです。
これも剛さん効果かな?

事の始まりは2010年の薬師寺の初野外LIVE,参加のファンを迎える薬師寺さんの係の方のひと言

寺は時代がつくことを良しとする

建立当時は金箔、彩色で華やかでも1300年も経つと木目が出たり、黒光りする仏像になるんだ。
古ければ古いなりにそのままに朽ちて色を無くすことや自然に帰るのに逆らわないんだなぁと納得。

神社は生き返り新しいを良しとする
そういえば白壁は真っ白、朱色も緑も鮮やかで華やか・・・新品の爽やかさは若々しい
新生しいつも気持ちを新たにさせてくれる未来を感じる神社さん。
真逆なことを知った驚きでした。

2000年経った神社さんが何故新しくいられるのか、それを維持する意味や労力を考えてもいなかった。
式年遷宮を取り上げたBS番組を通して理由が解りました。
農耕民族の日本にとって「神道」はココロの拠り所である事。
神様を祀る以上気持ち良く住んで頂くために新生の宮を用意する行事でした。

麦R0152299.jpg
撮影:春日大社 万葉植物園:古代麦


引き出しからドンドン出て来る。
山形のお米生産農家の友人が「伊勢参り」を大変に重要視していること
亡くなられたお父様をお伊勢参りに連れていってあげらず悔やんでいた事
神社さんへの奉納での第一次産業が発達したこと(伊勢も奈良も麻や木綿の織物が特産です)
宮大工が全国から召集され大事に継承され続けてること。
山、大地、海で生活の手段を持つ氏子さんが力を合わせて仕えていること。
参道のお店が心を込めて迎えてくれること。
その習わしが「労働は神へ畏敬と感謝の奉仕」で働くことが喜びなこと。

ある番組で見た仏教の坊様のひと言の謎がスーっと解けたのです。
そのひと言とは

「日本は世界でも珍しい労働を喜びと捉えている国民」
欧米では「労働は罰」つまり仕置きであり、苦痛なものとして
罪人の「罰」が「労働」だと。
日本では「神道」の教えでは八百万に神が宿り、伊勢神宮の天照大神を祀るのが神社なんだと。
命あるものを「頂き」生きてる人は万物に神の宿る木、穀物、魚に感謝し「神」へ奉納することでお返しをしてる。
労働から生まれた品々を神へ納めることに喜びを感じるのは神へ近づき労働の奉仕が喜びだと紹介されていました。

働き者の日本人は当たり前に働き、それが働き過ぎの国民として外国から見えるのです。
そんな情報が今年一気に流れ込んで来た。

9月号のインタビューで登場となった「知る、遊ぶ、和の心を楽しむ旅の月刊誌「ひととき」
雑誌のキャッチコピーのまんまです。
未知の世界へ連れていってくれました。

二十年に一回の式年遷宮の膨大な祭事、儀式と工事、奉納が解りやすく記事になっている。
伊勢神宮さんとはフミヤくんの関わりが大きいのですが(LIVE開催、伊勢神宮コラボの五十鈴川で制作したシングルをリリース)9月号のインタビュー記事に堂本剛さんが登場です。 

桧皮R0152189.jpg
奈良春日大社さんも平成27年の正遷座祭の行事に向けて準備が進んでいます。
自分ひとりの寄進では屋根の桧皮の一束にしかなりませんが、出来上がった屋根のどこかにあるのかと思うと・・・嬉しいのです。

万灯籠R0152222.jpg
撮影:春日大社

ニッポンを知るって楽しい・・・


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