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「老人の詩」考察 [ココロ目]

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昨夜の堂本兄弟を見ていて一番気になったのは何故「老人の詩」の存在を放送したのか,だった。

ゲストのダチョウ倶楽部さんの選曲が「青春の詩」なのは拓郎世代ならではで納得です。
オレンジ色の楽譜を手に替え歌の歌詞を披露するに至った経緯の妄想が炸裂なのです。
未だかつてない音楽バラエティー番組「新・堂本兄弟」の音楽監督は吉田建さんです。
建さんサンと言えば拓郎の全国ツアーでベース担当の時期もあり拓郎とは近い。
建さんからの情報で老人の詩の存在が取り上げられたのかかな?
で、この曲について調べてみた。
「青春の詩」がファーストアルバムのタイトル曲でスポットを浴びたリリースだとしたら、LIVEだけの閉ざされた箱のオーディエンスのみに向けて歌われたのが「老人の詩」なこと。
そのLIVE盤が大人の勝手で拓郎本人の許可無く発売されたことを知った。
1970年代の拓郎には「天狗になるなよニョキニョキニョキ」なイメージが自分にはあった頃です。
嘘をついていなさそうな泉谷しげるや根っからイイ人そうな南こうせつの歌を信じていた。
「青春の詩」の背中あわせにこんな心境も持ち合わせてライヴでだけ見せていた天の邪鬼だったんだね。
肩で風切って闊歩してる二十歳の生意気な若僧タクロー・・・のはずが
「このひと時を何かしないではいられない」と50年後の自分に時空を飛ばして歌う。
吉田拓郎の二面性を近くで見続けてきた建さんからの伝言として伝わったんかな?と思わせるシーンでした。
当時の理不尽な大人の事情がアルバムで残すことで「LIVE会場で聞いたファン』以外のファンの手元に届くのです。

アルバムによって残された替え歌は四十数年後、剛さんによって再び光が当てられることとなる。
昨夜のバラエティー音楽だった「青春の詩」拓郎ファンが楽しんで歌うことを優先していた演奏だけにモヤモヤで終了。

「老人の詩」の存在を知るエピソードは嬉しい発見でした。
剛さんの新アルバム、「ロイノチノイ」がshipLIVE最終日の感動をスタジオで再録音したことがシンクロするのです。
あの日エントランス参加の自分に中に残る会場内と外組の両方を知る身としてはアルバム「ロイノチノイ」はまったくの別モノです。
作品として楽曲の完成度やアレンジは洗練はされてるけどあの日のあの時に感じた音楽への愛おしさ、ship終了の切なさは絶大です。
本当に申し訳ないけどあの日のあの場はアルバムでは伝わらない。
あの日のLIVEがそのまんまが「LIVE盤」になることもなく「ロイノチノイ」はほんのりイロで、穏やかに勇気をくれるアルバムとなっていた。
強烈な原色同士のぶつかり合いを期待していたが、あのオーラスとは違う肩すかしがこのアルバムの印象を淡くしている。
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記録か記憶か・・・LIVE盤アルバムの道をつけたもの拓郎なんだよね。

shipのあのシーンこのシーンが思い出せなくなってきている今日この頃です。

よしだたくろう・オン・ステージ!!ともだち

よしだたくろう・オン・ステージ!!ともだち

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: CD

 


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