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Mステ変わったかたちの石 [ココロ目]

MステーションSP LIVE


タイルR0154359.jpg
2012年7月21日天川の河原で見つけたタイル

見つけても拾い持ち帰ることをさせなかった石です。
天川村で土砂災害の被害を受けられた家屋の一部と見られる普通のタイルです。
河川敷には不釣り合いなこのタイルを見て押し流された一家を思います。
バラバラになった真っ白な2cm四方の小さなタイルの元の姿を思うと悲しくなりました。

240分の3分入魂の3分間でした。

Mステの音楽番組の「位地」が良く解る・・・四時間でした。
アミューズ主導であり新人発掘であり洋楽志向なのです。
MCのタモリさん自身が音楽を経て芸人となり話芸で魅了する番組です。
音楽の道を選んだ時から「Mステ」は目指す目標だと、新登場のアーティストが語られた。
選出された新登場のアーティストの力量を見る限りハードルが高いのが解るのです。
登場するアーティストさんもMステに選ばれた光栄を感じるのは当然です。

うまいだけでは無い。
事務所という後ろ盾も無い。
どれだけアーティスト個人の発信する「音」「詩」に想いがあるか、でした。
初めて見る彼らのインパクトは凄くて圧倒された。
そして今時のアーティストさん、外国語で名前をつけないんだね。
面白い日本語の名前のバンド名、アーティスト名そのことだけでも時代の変化を感じます。

そして我らがKinKiKidsの選曲と3分の歌唱が素晴らしい。
「歌は三分間のドラマです」有名だった曲紹介の名人の名言を思い出す。
局アナの曲紹介も端的ながらKniKiを知らない音楽好きに一番伝えたいことを言っていた。

「作詞の秋元康さんはKinKiKidsのお二人を想定して書かれた詩です」

心の琴線に触れる言葉がこの詩にはちりばめられている。
竹内アナ紹介のこのエピソードでこの歌のメッセージが充分過ぎるほど伝わるのです。
三分間の人生講座です。

ちょっと前なら英語タイトルで

Strange Stone

奇妙な石、尖った石、拾った石ではなく「変わったかたちの石」のタイトルがつけられた。
このタイトルで2012年1月11日にリリースしたシングルです。

ビリーホリディーの名曲「Strange Fruits」邦題「奇妙な果実」
リンチで縛り首で丘の上の木につり下げられた黒人を歌った歌ですが
歌詞の仔細は解らなくてもこのタイトルと音楽でメッセージが世界中に届けられました。
タイトル一つで人種差別の悲しみが伝わるのです。

昨日の「変わったかたちの石」はこの歌に込められた作詞家さんの人生観が33歳の彼らを通して世間に広まるのです。
それを伝える魂を注ぎ込んだ三分間でした。

Mステという音楽の殿堂は眼も耳も肥えた視聴者に支えられてる。
その期待に応えることで続く貴重な音楽番組です。
背景にある音楽事務所、アーティストの所属事務所がどうであろうとピックアップは視聴者がするのです。
たとえ企業のCMタイアップが無くてもストリートで見つけられたミュージシャンでも支える視聴者に知らせたいと思う意思があればMステは選ぶのです。
そのことを知ってるから若い音楽家の卵たちは選ばれる厳しさに憧れるのだと思う。
日本市場に大きな影響力を持つから海外のBigアーティストもMステだけの為に来日するのだと。

 

石R0154357.jpg

「変わったかたちの石」

15周年の今年に唄うのにふさわし選曲であり
これからの二人が想像できる名曲でした。

 


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